Appleは3月21日(米国時間)、iPhone、iPad、visionOSに脆弱性が存在するとし、アップデートの配信を開始した。修正対象となっている脆弱性に関する情報は次のページにまとまっている。

About the security content of iOS 17.4.1 and iPadOS 17.4.1 - Apple Support

About the security content of iOS 16.7.7 and iPadOS 16.7.7 - Apple Support

About the security content of visionOS 1.1.1 - Apple Support

About the security content of iOS 17.4.1 and iPadOS 17.4.1 - Apple Support

○アップデートの対象製品

セキュリティアップデートの対象となっている製品は次のとおり。

iPhone XSおよびこれ以降のモデル

iPhone X

iPhone 8 Plus

iPhone 8

iPad Pro 12.9インチ第1世代およびこれ以降のモデル

iPad Pro 11インチ第1世代およびこれ以降のモデル

iPad Pro 10.5インチ

iPad Air第3世代およびこれ以降のモデル

iPad第5世代およびこれ以降のモデル

iPad mini第5世代およびこれ以降のモデル

iPad Pro 9.7インチ

Apple Vision Pro

○更新情報

セキュリティアップデート適用後のオペレーティングシステムおよびバージョンは次のとおり。

iOS 17.4.1

iOS 16.7.7

iPadOS 17.4.1

iPadOS 16.7.7

visionOS 1.1.1

セキュリティアップデートの対象となっている脆弱性の情報は次のとおり。

CVE-2024-1580 - dav1d AV1デコーダーに整数オーバーフローの脆弱性。フレームサイズの大きい動画をデコードする際にメモリー破壊を起こす可能性がある

このセキュリティアップデートには重要なバグの修正も含まれており、すべてのユーザーに推奨されている。日本はiPhoneを含むAppleプロダクトのシェアが高く、多くのユーザーがこれら脆弱性の影響を受ける可能性がある。該当する製品を使用している場合は、速やかにアップデートを適用することが望まれる。