駅近で横浜観光に便利。朝食ビュッフェも魅力大の【JR東日本ホテルメッツ 横浜桜木町】
横浜駅の隣、桜木町駅のすぐ横に位置する【JR東日本ホテルメッツ 横浜桜木町】。改札口からホテルのある建物はわずか1分以内の好立地。東京駅から電車で35分ほどで、徒歩圏内には赤レンガ倉庫やワールドポーターズ、コスモワールドなどがあり、観光やショッピングにピッタリ。そのうえ朝食は横浜グルメや地元素材を用意して、ビジネスや旅行に役立つホテルです。
さり気なく鉄道の歴史に触れるホテル
新橋−横浜駅間に日本最初の鉄道が開業した時、旧横濱駅だった場所が現在の桜木町駅。鉄道発祥の地に立つ【JR東日本ホテルメッツ 横浜桜木町】では、館内随所に鉄道にまつわるデザインが見られます。
▲ホテルがあるのはJR桜木町駅目の前
桜木町駅ホームの関内寄りにある階段を降りた新南口改札口なら、ホテルのある建物はほんの数秒。南改札からも徒歩2分です。
▲当時使われていた110形蒸気機関車を展示
鉄道発祥の地を記念してビルの1階は「旧横濱鉄道歴史展示(旧横ギャラリー)」として、当時実際に走っていた110形蒸気機関車を展示。8時から21時まで、毎時ちょうどに機関車の発車情景を音と光で演出します。
▲ホテルのフロントは3階にあります
ホテルの宿泊手続きはセルフチェックイン機を使い、非対面で行います。もちろん使い方が判らない場合はスタッフが丁寧に教えてくれます。
▲ゆったり座れるソファや椅子が置かれたロビーラウンジ
ロビーや客室など館内では、家具や照明にアイアンフレームを使い、鉄で作られた線路や機関車などをイメージ。どこかノスタルジックな雰囲気もかもします。
▲ロビーのラックには横浜周辺に関連する書籍のほか、鉄道関連のオブジェや写真集などが置かれます
▲ロビーの一画に用意されたフリードリンクのコーナー
豆から挽くコーヒーやQuench-a(クウェンチャ)のティーバッグを用意。
▲必要な物はロビーのアメニティステーションから持参します
客室には歯ブラシとボディタオルのみ置かれます。ホテルメッツは入浴剤の種類が豊富で、お好みの香りを選んで持参する方が多く見られました。
▲客室階の廊下のカーペットは線路をデザイン
▲館内には鉄道をテーマにしたノスタルジックな写真が飾られます
ゆとりのある客室と過ごしやすい備品類
客室は全274室で、スーペリアタイプがシングル、ダブル、ツイン、プレミアムタイプがダブルとツインで、ユニバーサル対応はプレミアムタイプのダブルとツインになります。全室にシモンズのベッドが置かれ、バスルームは洗い場付き。ナイトウエアは肌触りの柔らかい上下セパレートタイプを用意します。
▲「プレミアムツイン」は27平米
エキストラベッドを使えば最大3名まで利用できる「プレミアムツイン」。未就学児童なら2名まで無料で添い寝が可能です。
▲ゆとりのある客室入口
ハンガーや備品は壁に吊るされ、省スペースで機能的になっています。
▲洗面もシンプルでスタイリッシュ
プレミアムタイプの客室には、ナノイータイプのドライヤーが置かれます。
▲洗い場のあるバスルーム
バスルームは全室独立タイプで腰掛付きのバスタブも広く、ゆったり浸かることができました。
▲プレミアムグレードの客室には、コンパクトなマッサージ機を用意
▲「スーペリアシングル」17平米
1名から2名利用の「スーペリアシングル」は、ベッド下にキャリーケースなどを収納できるスペースが設けられ、室内をより広く使えます。ベッドサイドの照明はランタンをイメージ。
朝食ビュッフェで横浜の味を楽しむ
朝食は1階にある「ダイニングレストラン キテキ(DINING RESTAURANT KITEKI)」で、6時30分からビュッフェを用意。横浜発祥のスパゲッティナポリタンをはじめ、名物のシュウマイや手作りのデミグラスソースを使ったハンバーグ、近ごろブランド野菜として人気のある三浦野菜のサラダなどバリエーション豊かな和洋中を用意。お値段も¥1,650(税込)とお手頃です。
▲1階にある「ダイニングレストラン キテキ」の入口
▲広々とした店内
▲古き良き時代の上等な寝台列車を思わせるテーブル席もあります
この一画は落ち着きのある赤色に仕上げ、アンティークなランプが明りを灯すほか、窓にはタッセルで留めた優雅なカーテンを飾ります。ディナーの予約ではこの席を指名するお客さんもいるのだとか。
▲ビュッフェ台に並ぶ温かいメニュー
ダイニングレストラン キテキ自慢の「煮込みハンバーグ」は肉厚で、独自にブレンドした自家製のデミグラスソースで煮込まれています。コクがある半面、思いのほかあっさりしていて、朝にピッタリの味つけです。
▲人気の「煮込みハンバーグ」
▲中華街が有名な横浜。名物の焼売や小籠包は、せいろで蒸して提供します
和食は「いんげんの胡麻和え」や「オクラのなめ茸和え」など、朝にうれしいお惣菜が、連泊しても飽きないように、日替わりで5種類並びます。そのうえどれもひと手間ふた手間くわえた美味しい味。洋食派の人も味見する価値ありです。
▲和食のお惣菜は日替わりで
▲ビュッフェなので少しずつさまざまな味が楽しめる
横浜発祥のスパゲッティナポリタンも見過ごせません。お店独自の味わいが楽しめる「濱のナポリタン」は数種類のケチャップをブレンドし、火入れ時間などにもこだわります。ベーコンや玉ねぎ、マッシュルームをトッピングして、ケチャップはほんのり酸味を残しつつ、トマトや野菜の甘味も感じらる逸品です。粉チーズは軽めに振って、ナポリタンの味そのものを楽しんでみてください。
▲自慢の味「濱のナポリタン」
この日の大根類は、近年味にこだわるお店で見かけるようになってきた三浦半島で栽培されるブランド野菜 “三浦野菜” が使われます。レディーサラダなどフレッシュでみずみずしく、野菜の美味しさや食感の良さ感じることができました。
▲一部に三浦野菜を使ったサラダ
3種類のお漬物も注目です。三浦野菜を使った「浅漬け」は日によって野菜の内容が異なり、この日は青首大根、黄色人参、黒大根、レディーサラダの浅漬けでした。シャキシャキの歯応えで、塩分控えめの優しい味わいながら、ほのかな苦味やえぐ味など大地の力を感じる美味しさ。小田原市曽我地区の梅を使った「曽我の梅干し」もありました。
▲三浦野菜の浅漬も自家製
泊るホテルによって味の違いを楽しめるのが朝カレー。数種類のスパイスを使った香りが広がるカレールーは、野菜をじっくり煮込んだコクと甘味が感じられます。
▲しっかり味わっておきたい「朝カレー」
美味しい卵を使ったプリンもお忘れなく。相模原市の井上養鶏場で平飼いされた有精卵「さがみっこ」が使われます。もちろんプリンはお店の自家製。後味さっぱりで、卵の美味しさが伝わる甘さ控えめ。ちょっと贅沢な一品です。
▲食後のデザートにプリン
2020年6月に開業した【JR東日本ホテルメッツ 横浜桜木町】。桜木町駅にほぼ直結していて、ビジネスや横浜みなとみらいなどの観光にも便利です。そのうえ朝食も、横浜グルメや地元ブランド野菜などで美味しく、お値段もお手頃。横浜ステイを気軽に楽しむならぜひ泊ってみてくださいね。<text&photo:湯川カオル子 予約・問:JR東日本ホテルメッツ 横浜桜木町 https://www.hotelmets.jp/sakuragicho/>