ベルギー・ブリュッセルの欧州連合(EU)本部で、EU首脳会議を前に各国の首脳と話すフランスのエマニュエル・マクロン大統領(中央、2024年3月21日撮影)。(c)Sameer Al-Doumy / AFP

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【AFP=時事】エマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)仏大統領は22日、仏テレビ局で放映されたロシアのピョートル・トルストイ(Pyotr Tolstoy)下院副議長のフランスに対する罵倒に驚かされたと語った。ロシアによるウクライナ侵攻への対応をめぐり、このところ両国は緊張を強めている。

 マクロン氏は先月、ロシアのウクライナ侵攻をきっかけに始まった紛争に対する態度を硬化。ウクライナへの地上部隊派遣も排除せず、欧州はあらゆる手を尽くしてロシアを敗北させなければならないと主張し、ロシア指導部を激怒させた。

 トルストイ氏は、仏ニュース専門局BFMTVの特派員の取材にモスクワで応じ、フランスがウクライナに地上部隊を派遣すれば、その部隊は「仏国旗を掛けられたひつぎに入れられて」パリのオルリ(Orly)空港に帰国することになるだろうと述べ、ウクライナに派遣されたフランス兵は全員殺害されることになると警告。

 さらに、同性愛者であることを公表しているフランスのガブリエル・アタル(Gabriel Attal)首相を、同性愛者への差別表現で攻撃した。

 こうした発言についてマクロン氏は、ベルギー・ブリュッセルでの欧州連合(EU)首脳会議の後、「コメントに値しない」と一蹴しつつ、「ロシア側がこれほど神経をとがらせているとは驚きだ」とも述べた。

 トルストイ氏は、ロシアの文豪レフ・トルストイ(Leo Tolstoy)の玄孫で、フランス語に堪能。

【翻訳編集】AFPBB News

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