がん治療を受けていることを公表したキャサリン英皇太子妃の動画より(2024年3月22日取得)。(c)Handout / BBC STUDIOS / AFP

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【AFP=時事】英国のキャサリン皇太子妃(Catherine, Princess of Wales、42)は22日、がんを患い、化学療法の初期段階にあることを公表するとともに、治療を終えるまで「時間と空間とプライバシー」を尊重してほしいと訴えた。

 キャサリン妃はロンドン西郊ウィンザー城(Windsor Castle)で20日に撮影されたビデオメッセージで、「1月にロンドンで腹部の大手術を受けたが、その時点では、がんではないと判断されていた」「手術は成功したが、その後の検査でがんが見つかった」と説明。

 がんが見つかったのは「大きなショック」だったが、「(今は)元気で、日に日に強くなっている」と語った。

 義父チャールズ国王(King Charles III)も2月にがん治療を受けていることを公表し、公の場での公務を控えている。国王と同じく、キャサリン妃もがんの種類は明らかにしていない。

 一方で、入院してからの数か月間は、自身と夫ウィリアム皇太子(Prince William)、長男ジョージ王子(Prince George、10)、長女シャーロット王女(Princess Charlotte、8)、次男ルイ王子(Prince Louis、5)にとって「とても大変な日々」だったと話した。子どもたちに事情を説明して「私は大丈夫だと安心させる」のに時間がかかったという。

 英バーミンガム大学(University of Birmingham)の腫瘍学の准教授、シバン・シバクマール(Shivan Sivakumar)氏は予防的化学療法について、「術後に再発予防目的」で「血中循環がん細胞を破壊するため」に行われるものだと説明した。

【翻訳編集】AFPBB News

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