キャサリン英皇太子妃。バッキンガム宮殿で(2023年12月5日撮影)。(c)Jonathan Brady / POOL / AFP

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【AFP=時事】キャサリン英皇太子妃(Catherine, Princess of Wales、42)が入院していた病院の職員が同妃の診療記録に不正アクセスを試みた疑いがあるとの報道を受け、警察が捜査を要請された。保健省のマリア・コールフィールド(Maria Caulfield)政務次官が20日、明らかにした。

 発端となったのは、キャサリン妃が腹部手術のために入院していた私立病院ロンドン・クリニック(London Clinic)で、少なくとも1人の職員が同妃の診療記録に不正アクセスを試みたとする英紙デーリー・ミラーの報道。

 キャサリン妃の健康状態については、これまで詳細は発表されていない。ケンジントン宮殿(Kensington Palace)はがんに関係したものではなく、同妃は診療記録を非公開とすることを望んでいるとしている。

 コールフィールド氏は20日、英ラジオ局LBCに対し、診療記録へのアクセスに関するルールは「非常に明確」だとし、「患者の治療に携わっているか、患者本人の同意がない限り、診療記録を見るべきではない」と語った。

 また「本件について捜査するよう警察に要請があったと理解している」とも述べた。

 だが、ロンドン警視庁(Metropolitan Police Service)は声明で「現時点では、いかなる照会も承知していない」としている。

 一方、英情報保護機関、情報コミッショナー事務局(ICO)は19日夜、「不正アクセスの報告があり、提供された情報について評価中だ」と発表した。

 また、ロンドン・クリニックの最高経営責任者(CEO)は、不正アクセス疑惑について「あらゆる適切な調査、規制、懲戒措置を取る」と述べた。

翻訳編集】AFPBB News

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