iOS向けのゲームボーイアドバンスエミュレーターアプリ「GBA4iOS」を開発するRiley Testut氏がリリース10周年を記念して、GBA4iOSのvisionOS版「GBA4vOS」をリリースしたと発表しました。Testut氏は、実際にApple Vision Proの空間コンピューティングでゲームボーイやゲームボーイアドバンスのソフトをプレイする様子をThreadsに公開しています。

If you’ve got a Vision Pro you can now play a giant Game Boy. - The Verge

https://www.theverge.com/2024/2/19/24077846/if-youve-got-a-vision-pro-you-can-now-play-a-giant-game-boy

Testut氏は「10年前の今日、友人のPaul Thorsenと私は高校3年生の時にGBA4iOSをリリースしました。私はあの日をわすれません。私たちは放課後、一緒に何時間も開発に費やしました。これを祝うため、GBA4iOSがvisionOS向けのゲームボーイアドバンスエミュレーターであるGBA4vOSとして、新しいコンピューティングの時代に生まれ変わることを告知するのにワクワクしています」と述べています。





ゲームボーイ「ポケットモンスター ピカチュウ」を起動するところ。ハンドトラッキングを使って、巨大なゲームボーイを実際に手で操作するように遊べる模様。





実物大に近いゲームボーイアドバンスを操作すると、こんな感じ。





「まわるメイドインワリオ」はカートリッジに回転センサーを搭載しているため、エミュレーターでは実際のプレイを再現することが難しかったのですが、Apple Vision Proであればエミュレーターの画面を実際に持って動かすことができるので、ウィンドウの回転検知を回転センサーとリンクさせれば、実機でのプレイに近い体験を再現できます。





Testut氏は「GBA4vOSであれば、お気に入りのゲームボーイ、ゲームボーイカラー、ゲームボーイアドバンスのゲームを追体験できるだけでなく、文字通り世界中の好きな場所に画面を配置できます。キッチンの鍋の上に浮かべても、IMAXディスプレイで表示される月面上に設置しても、ゲームボーイを楽しむのにこれ以上の方法はありません」とコメントしています。