Googleのセキュリティエンジニアであるアンディ・グエン氏が、PlayStation Portal リモートプレーヤーのハッキングに成功し、PSPのエミュレーターであるPPSSPPを動作させることに成功したと発表しました。





Sony’s PlayStation Portal hacked, can now emulate PSP games

https://overkill.wtf/sony-playstation-portal-hacked-emulate-psp-games/

2023年11月15日に発売された「PlayStation Portal リモートプレーヤー」はWi-Fi経由でPS5と接続することでPS5のゲームプレイをそのまま引き継いで遊べるデバイス。公式では「家族がテレビを使用していてゲームが遊べないときや、PS5のゲームをリビング以外の別の部屋で遊びたい、といったユースケースにぴったり」と説明されています。

PS5のゲームをどこでも持ち運べる「PlayStation Portal リモートプレーヤー」が登場、ロスレスオーディオ対応のワイヤレスイヤホン&ヘッドセットも登場 - GIGAZINE



なおGIGAZINEによるレビューは下記で読むことができます。

PS5のゲームを手元の画面でプレイできる「PlayStation Portal リモートプレーヤー」の持ち心地やボタン配置を徹底チェックしてみた - GIGAZINE



今回のハッキングを主導したグエン氏は14歳の時にPSP Goのカーネルエクスプロイトを実行したり、PlayStation 5のルートキーの取得に成功したりと、長年PlayStation関連のハッキングに取り組んでいる人物です。

グエン氏は同じくGoogleに勤めるカーレ・スヴェンソン氏および「xyz」氏と協力し、1カ月以上のハードワークを経てPlayStation Portal リモートプレーヤーのハッキングに成功したと発表しました。発表においてグエン氏はPSPのエミュレーターであるPPSSPPをPlayStation Portal リモートプレーヤーにインストールし、PSPのゲームを遊んでいる様子を画像に収めています。

ハッキングは全てソフトウェアベースで行われており、ハードウェアの脆弱(ぜいじゃく)性は使用していないとのこと。

一般公開の予定について、グエン氏は「やるべき事がたくさん残っており、すぐにはリリースする予定はない」とXにポストしました。