Togetterオリジナル

写真拡大 (全5枚)

フリマアプリで買った箪笥(タンス)から半世紀以上前の古物がたくさん見つかったという投稿が、X(Twitter)で話題になっている。

写真を投稿したのは、『あおのたつき』(マンガボックス)を連載している漫画家の安達さと(@Sato_adachi)さん。別名義で、丁寧な暮らしをする餓鬼 (@gaki_teinei)としても活動している。

今回は2024年4月より個展「おかもちといただきます展」を実施予定のため、展示物として古物の箪笥を4,500円ほどで購入。引き出しの中に画像の品物たちが入っていたという。

たとえば『肉弾三勇士之像』という昔の兵士をモチーフにした食玩はコレクター需要があるようで、オークションでは高値で落札されたケースもあるという。

画像を見たXユーザーから「棚からぼたもちならぬ『棚からグリコ』」「ラッキーですね」「結構、箪笥だけでも貴重品ちゃうかな」などと、驚きの声が多数寄せられている。

そこで安達さんに対して取材を実施。箪笥の中身やその後について話を伺った。

売主さんと相談し奥能登の復興に寄付しました

購入した箪笥の残置物について、印象に残っているものはありましたか?

箪笥の中から出てきたものは、肉弾三勇士像文鎮、法要記念品の扇子、天然砥石、襖の見本絵、巻き尺、定規、印鑑、製図セットなどです。中には危険物もありましたので、警察に届けて引き取っていただきました。
出典:Togetterオリジナル

売主さんからはこちらで処分する旨の確認を取りましたが、すべて戦前のものでコレクター需要のある物もあり、売主さんと相談して(能登半島地震で被災した)奥能登の復興に寄付することにし、換金合計28,274円を石川県に送金しました。
金沢のお宅から譲っていただいた箪笥だったので、里帰り出来て良かったです。
出典:Togetterオリジナル

安達さんは以前より自身の漫画作品資料として古物を収集しており、過去には古いおかもちを購入。Togetterオリジナルでも紹介したことがあった。

ネットで買った箪笥が、まさかのタイムカプセル(のようなもの)だった本件。日本の各地には、こういった品物を収納したまま眠りについている箪笥が数多く存在するのかもしれない。