Microsoftは1月25日(現地時間)、Windows 11 Insider Preview Build 22635.3130をリリースした。このビルドの注目すべき変更点としては、ベータチャネルからのデバイスの登録解除が簡単に行えるようになったことが挙げられる。今後、Windows Insiderプログラムのベータチャネルに参加しているユーザは、トグルスイッチを切り替えるだけで正規のリリースビルドに戻ることができる。

Build 22635.3130における新機能や変更点の詳細は、公式ブログの次の記事にまとめられている。

Announcing Windows 11 Insider Preview Build 22635.3130 (Beta Channel) | Windows Insider Blog

Announcing Windows 11 Insider Preview Build 22635.3130 (Beta Channel)|Windows Insider Blog

○ベータチャネルからデバイスの登録を解除する

Windows Insiderプログラムのベータチャネルは、時期バージョンのWindowsに搭載される予定の新機能や改善を早期にテストするためのチャネル。これまでは、ベータチャネルから通常のリリースチャネルに戻すのはあまり容易ではなかった。Build 22635.3130ではこのプロセスが大幅に改善された。

Build 22635.3130が適用されている場合、設定アプリのWindows Updateの画面で「プレビュービルドの受信を停止する」という項目のトグルスイッチをオフにするだけで、ベータチャネルへの登録を解除することができる。このスイッチがオフにされた場合、デバイスをベータチャネルから削除するインプレース アップグレードが開始されて、その時点で利用可能な最新の更新プログラムを含むWindows 11 23H2のインストールが行われる。

ベータチャネルへの登録が解除されると、まだリリースされていない一部の機能は利用できなくなるが、インストール済みのアプリケーションやドライバ、個人の設定などは維持される。

ベータチャネルからの離脱が容易になったことで、ユーザーはこれまでよりも手軽に新機能を試すことができるようになるだろう。ただし、この機能を利用するためには少なくとも一度はベータチャネルで最新の更新プログラムを入手し、Build 22635.3130以降のバージョンにアップデートしておく必要がある。