いよいよ年末も残すところあとわずか。そろそろ大掃除をしないと…と重い腰を上げようとしている方も多いのでは? 時短家事コーディネーターやお掃除スペシャリストの資格をもつAyakaさんに、大掃除で最初に取りかかるといい場所を教えてもらいました。

大掃除で水回りより優先すべきは「高いところ」!

大掃除の時季になりましたが、皆さんどこからなにをしたらいいのかわからないという方多いのではないでしょうか?
大掃除と言えば、家中の汚れをきれいにするイメージがありますよね。また、キッチンやトイレ、お風呂場などの水回りをきれいにしないといけないイメージも皆さんもたれています。

【写真】換気扇はラップでカバー

ただこの寒い時季に水仕事をするのは結構しんどいもの。大掃除では、じつは水回りよりもやるべきところがあるんです。それは「高いところ」の掃除です。

高いところ? と思うかもしれませんが、目に見えないほこりは家中に存在しています。高いところは自分の身長よりも高くて視界に入らないところにあるので、ほこりが積もっていても気づきにくい場所なのです。

カーテンレールの上や、換気扇の上、冷蔵庫の上のほこりもその一部。窓を開けると部屋の中に空気が回るので、上にあったほこりが下に落ちてきます。
そう、低いところを先に掃除してしまうと、高いところのほこりが掃除の済んだ低い場所に落ちてきて、二度手間になってしまうんです。

●高いところは「乾ぶき」&「カバー」でラクにきれい

掃除方法としては、基本的に乾いたほこりには乾ぶきで問題ありません。逆に乾いたほこりを水ぶきしてしまうと、粘着性のある消しかすのような汚れに変化してしまい余計に汚れが落としづらくなるので、気をつけましょう。
息を吹きかけて動くほこりや乾いたほこりは、洗剤を使ったり水ふきをしたりしなくても、乾ふきだけの掃除で十分きれいになります。

また、高いところの掃除は頻繁にはしにくいですが、ほこりが溜まりやすい部分でもあります。可能なところはラップやフィルターでカバーをしてあげると、1年に1回カバーを取り替えるだけで済むのでとても掃除がラクになります。

とくに気をつけたいのは、キッチン回り。通常のほこりとは異なり、ほこりに油が混じった状態になることが多いので長期放置はあまりよくありません。
キッチンの換気扇はカバーをしてあげるか、定期的に掃除をするように心がけてみてください。