管理栄養士の資格を取るため大学に通いながら、毎日子どもたちのお弁当や夕飯もつくり、大忙しな日々を送っている「おうち料理研究家」のみきママさん。長男が最難関国立大学に入学したことでも大きな話題となりました。

長男の受験を支えた!「みきママ流ゆるメシ弁当」

そんなみきママさんが最近つくるレシピは、“手は抜いても味は手抜きなし”の「ゆるメシ」。まさに忙しくて時間がない人に向いているレシピです。今回は、長男の受験期を支えた「みきママ流ゆるメシ弁当」を2品教えてもらいました。

●疲れを吹き飛ばす「焼き肉ニラ玉弁当」

「冬って朝も寒くてやる気が出なかったり、眠くて元気が出ないこともありますよね。でも、お昼に豚肉とニラ玉を食べると元気が出るんです。お肉はレバーにしてレバーニラ玉にしてもいいのですが、レバーが苦手な子どもも多いので、豚肉がおすすめ! 午前中の疲れを吹き飛ばしてくれて、午後からの試験もがんばれること間違いなしのボリューム満点、スタミナ弁当です」(みきママさん)

【「焼き肉ニラ玉」の材料(1人分)】

豚バラ焼き肉用肉 100g
溶き卵 2個分
ニラ(5cmに切る) 1/4束
焼き肉のタレ(中辛) 大さじ1

【つくり方】

(1) フライパンに豚肉を入れ、両面カリッと焼く。

(2) 肉の脂が出てきたら溶き卵とニラを入れ、焼き肉のタレを加えて炒め合わせる。

<ゆるポイント>

肉から出た脂でニラ玉もつくり、2品同時に味わえるおかずに。

 

●ツナトマト

【「ツナトマト」の材料(1人分)】

ミニトマト 5、6個
ツナ缶(缶汁をきる) 1/2缶(35g)

【つくり方】

(1) 弁当箱にミニトマトをつめ、ツナをのせる。

●子どものやる気スイッチを押す「豚こまデミカツ弁当」

「朝からカツを揚げるってすごく大変ですよね。でもこれって揚げ焼きなんです。しかも卵と小麦粉もいらなくて、パン粉は片面につけるだけ。反対側にはパン粉がついてない『ゆるレシピ』なんです。これだけでも十分サクサクになります。『朝からこんなに手の込んだものをつくってくれてありがとう』って最小限の力で母の気持ちが伝わって、子どもが勉強がんばらなきゃなって思ってくれるはずです。

また、デミグラスソースってデミ缶がないとつくれないと思われがちですが、たった1かけのビーフシチューのルウにケチャップと中濃ソースを合わせてレンチンするだけで、長時間煮込んだような味わいと深いコクが出て、お店みたいな豪華なソースができちゃう。冷凍のハンバーグやオムライスにかけるのもおすすめですよ!」(みきママさん)

【「豚こまデミカツ」材料(1人分)】

豚こま肉 150g
塩、コショウ 各1つまみ
片栗粉 小さじ1/2
パン粉 適量
サラダ油 大さじ2
A[水100cml ビーフシチュールウ1かけ(20g) トマトケチャップ大さじ1/2 中濃ソース小さじ1]

【つくり方】

(1) フライパンに豚肉を入れて塩、コショウをふり、片栗粉をまぶして平らなひとかたまりにする。表面に水(分量外)をつけてパン粉を押しつけ、油を回し入れてフタをし、片面4分ずつ焼いて火をとおす。

(2) 耐熱容器にAを入れ、ラップなしで電子レンジで3分加熱する。取り出して混ぜ、(1)をかける。

<ゆるポイント>

豚こまをキュッと固めたら小麦粉&卵は使わず、パン粉も表側だけに。

 

●ブロッコリーサラダ

【材料(1人分)】

ブロッコリー(小房に分ける) 適量
卵 1個(60g)
牛乳 小さじ1
マヨネーズ 大さじ2

【つくり方】

(1) 耐熱容器にラップを敷き入れ、卵と牛乳を入れて混ぜる。上のラップはせずに、電子レンジで50秒加熱し、フォークでつぶしてマヨネーズを混ぜる。

(2) ブロッコリーはゆでて、(1)のタルタルソースを好みの分量かける。 

 

電子レンジの加熱時間は600Wを基準にしています。500Wの場合は1.2倍、700Wの場合は0.8倍を目安に加減してください。機種によって多少差があります

電子レンジやオーブントースターで加熱する際は、付属の説明書に従って、高温に耐えられる耐熱ガラスの皿やボウルなどを使用してください

液体を電子レンジで加熱した場合、取り出して混ぜるときに、場合によって突然沸騰する可能性があります(突沸現象)。できるだけ口の広い容器に入れ、粗熱をとってから取り出すなどご注意ください