多くの人が悩みを抱える収納。ものを詰め込んだままにしてしまったり、いまいち使い勝手がよくなかったり…。築50年以上の団地での生活を楽しんでいる様子をインスタグラムで発信しているゆくさんは、DIYやリノベーションをせずにすっきりと暮らしています。そんなゆくさんに、快適な収納をつくる7つのコツを教えてもらいました。

すっきり、使い勝手がいい収納をつくる7つのコツ

押し入れってたくさん収納できるので、いつの間にかものであふれたり、ものが多くなり過ぎて使い勝手が悪くなることがあるのではないでしょうか? じつは、わが家の押し入れも少し前まではものであふれ、使い勝手が悪くなっていました。

【写真】ゆくさんのすっきりした押し入れ収納

今回は、私が実際にやってみて効果があった7つのコツをご紹介します。

(1) ものを減らすときは「少しずつ」

ものを捨てるというと、早く理想に近づきたくて「一気にやろう!」と考える方もいるのではないでしょうか。やる気があふれてるのはいいことですが、ちょっと待ってください。どのご家庭も、押し入れはものが多い場所。一気にやりたい気持ちとは裏腹に、ものを減らす難易度がとても高いんです。

なので、わたしは少しずつものを減らすことをオススメします。「今回はこの収納ケースの中をやろう」「次は洋服を減らそう」。こんな感じで押し入れを何か所かに区切って少しずつ始めてみませんか。

(2) 収納ケースの色をそろえる

ものを捨てずにスッキリした押し入れにしたい方は、収納ケースの色をそろえてみるところからスタートするのはいかがでしょうか。

スッキリさせる=ものを捨てるというイメージがあるかと思います。ですが、適度な量は人それぞれだと私は考えています。ものを捨てずに大切にしたい方は、収納ケースをそろえてみるのがおすすめです。押し入れの中の統一感がアップするので、スッキリとした印象に変わりますよ。

(3) 下段はローラーつきの収納にする

わが家は押し入れを収納にしています。クローゼットと違い、押し入れは奥行きがあるもの。なので、どうしても奥に収納したものは取り出しにくくなることも…。

そのストレスを減らすために、私は下段の収納ケースはローラーつきのものを採用しています。ローラーつきにするだけで、奥に収納したものが取り出しやすくなり、快適にものの出し入れをできるようになりました。結果的にこのストレスがなくなったことで、散らからないスッキリとした押し入れに。

(4) 浮かせる収納にする

ネットでよく見かける「浮かす収納」、わが家の押し入れでも取り入れています。浮かす収納は見た目がスッキリするだけでなく、押し入れの中の掃除もしやすくなりました。

わが家では、ブラシやバッグなどをつっぱり棒とS字フックを使って浮かせています。

(5) 洋服はつっぱり棒でかけるとラクに

わが家の洋服は、つっぱり棒を使って押し入れに収納しています。こうすることで、すっきりする以外にもいいことが3つありました。

1つ目は洋服をたたむ手間がなくなったこと。

2つ目は浮かす収納と同様、掃除がしやすくなったこと。

3つ目は着たい洋服がすぐに見つけられるようになったこと。

面倒くさがりな私には、1つ目の畳む手間がなくなったことがいちばんのうれしいポイントでした。

(6) 不定期でも、ものの見直しをする

私の場合は、ここ数年でものを見直すようになりました。すっきり暮らしを保っているものの、正直なところ定期的に見直してるわけではありません。自分がやりたいと思ったときや、なにか小さなストレスを見つけたときに見直すというスタイルです。

ミニマリストさんやスッキリ暮らしてる方を見て、「定期的にものを見直すことは自分はできない…」と思う方もいるでしょう。そんな方は私のように、不定期でも自分のペースで見直してみませんか? 少しずつでも続けていると必ず理想に近づきますよ。

(7) 余白=使い勝手がよくなるもの

最近、すっきりのルールとして、「余白をつくりましょう」とよく見かけるようになりました。ですが、余白ってすっきりした見た目以外に「なにかいいことあるの?」と思う方もいるかもしれません。

あくまで、私の感想になりますが、余白があることで使い勝手が格段によくなりました。たとえば、なにかものを出し入れするときは、余白があることで手間が減りました。

ほかにも、お気に入りのアイテムを飾ることもできるようになりました。余白のおかげで、押し入れの一角にお気に入りコーナーをつくることができました。見ているだけで癒される最高の空間です。

 

すっきりした収納をつくる7つのテクニックを紹介しました。ぜひ、「これならできそう!」と思うものから試してみてください。