ESSEonlineで2023年11月に公開された記事のなかから、ランキングTOP10入りした記事のひとつを紹介します。

つっぱり棒で、収納スペースが倍増! 元家政婦で、おうちが清掃業を営んでいた“プロ主婦”のマミさんに、100円ショップのつっぱり棒を使用した小ワザを伺いました。洗面所を広く使えるようになりますよ。

記事の初出は2023年11月。内容は取材時の状況です。

つっぱり棒で「バスマットの置きっぱなし」がなくなった!

洗濯に脱衣、身支度など、とにかく役割の多い洗面所は狭さに対してものが多くなりがち。「つっぱり棒マスター」の資格を保有する元家政婦のマミさんは、つっぱり棒を駆使し、限られた洗面所のスペースを広くすっきりと使っています。ここではマミさんが実践する、つっぱり棒の便利な使い方をご紹介します。

●バスマットをかける場所をつくったら、脱衣所の狭い床がすっきり

狭い脱衣所で、邪魔になりがちなバスマット。子どもが間違えて蹴ってしまうこともありますよね。

マミさんのおうちでは、お風呂のドアのいちばん高い位置につっぱり棒を取りつけ、使ったあとのバスマットをそこで乾かしています。

「わが家で10年以上やっている方法です。足ふきマットを使ったらかけるだけですから、家族も協力してくれます。すぐに乾くので、わが家には1枚しか足ふきマットがありません。つっぱり棒はかなり高い位置につけているため、頭に当たることもありませんよ」

 

●排水管が邪魔な洗面台の下に取りつけたら、洗剤の取り出しがラク

洗面台の下の収納は、排水パイプが通っているためデッドスペースになりがち。つっぱり棒を設置し、スプレーボトルをかければ、このスペースも有効に活用できます。

「お風呂の洗剤などの使用頻度が高いスプレーボトルを、このつっぱり棒にかけました。使いたいときにさっと取れます。また、浮かせる収納なので、掃除もしやすいですよ。奥のものをとりやすいように、ボックスやバスケットを併用することもあります」

●洗濯機の上につけて簡易物干し竿に。濡れたものもさっと干せる

洗濯機の上にもつっぱり棒をつけると便利に。乾ききっていない洗濯物を乾かす、一時的な避難所になります。

「洗濯前の濡れたタオルも干しています。濡れたタオルは放置すると雑菌が繁殖してしまうためです。いちど干してから洗濯すると雑菌が繁殖しにくくなり、洗濯後に生乾きの嫌なにおいが出にくくなりますよ」

 

●100円ショップのつっぱり棒が使える!

つっぱり棒歴20年のマミさんが愛用するのは、意外にも100円ショップのもの。ダイソーやセリアで販売している110円〜220円のもの。

「昨今のつっぱり棒は、100円ショップのものでもデザインが豊富です。白だけではなく、グレーや木目、柄がついているものもあり、お部屋のインテリアに合わせやすいものも。耐荷重を守れば、とくに高いものを買う必要もありません。ただ、年に1回くらいは中のバネが弱くなっていないか、トントントンと叩いて確認しています。叩いたときに下にズレるようなら買い替えどきです」

マミさんが教えるつっぱり棒術、ぜひまねしてみてくださいね。

取りつけの際には耐荷重に注意し、また、お子さんがけがをしない場所、地震の際などに落下してケガをしない場所を選びましょう

コンロなど、高温になる器具の上に設置しないようにしましょう