大掃除には手間と時間がかかるイメージがありますが、それは“思いこみ”と話すのは、掃除能力検定士、ジュニア洗濯ソムリエの資格をもつ”家事えもん”こと松橋周太呂さん。今回は、疲れない窓掃除の仕方を教えてもらいました。

疲れない「窓掃除」は25分で完了!

汚れに気づいていても、窓は掃除が大変だからとついつい放置しがち。効率よく流れで掃除していきましょう!

【写真】家事えもんさんおすすめ加圧式霧吹き

●内側の汚れは中性洗剤を塗りペーパータオルでからぶき

30倍に薄めた中性洗剤をマイクロファイバータオルに浸して窓全体に塗りつけ、ペーパータオルでふきとります。

「水気が完全になくなってから、もう一度からぶきするとピカピカに!」

網戸も内側の窓と同様に、薄めた中性洗剤をマイクロファイバータオルで塗りつけたら、かたく絞ったタオルで水ぶきして泡と汚れをふきとって。「洗剤液とマイクロファイバータオルは使い回してOK。両面とも忘れずに行って」

●外側の汚れはお湯で汚れを浮かせて流し、中性洗剤で洗ってからふく

ホースや加圧式霧吹きで全体を洗い流してから、30倍に薄めた中性洗剤を含ませたスポンジで汚れを落とします。「水ではなくお湯で洗い流すと、汚れが落ちやすくなります」

洗剤液は内側と網戸で使用したものを使い回せるので、汚れがひどい外側を最後に!

仕上げのふきとりはペーパータオルでもOKですが、スクイーザーを使うと早くてラクに。

●家事えもんのスペシャルアイテム

ホースがない場合、セットしたペットボトルの水を勢いよく噴射できる加圧式霧吹きがあると、高いところにも簡単に水が届いて便利。「炭酸飲料用のペットボトルは圧力に強いのでおすすめ」

・加圧式霧吹き(ペットボトル用) 110円(DAISO)

店舗によっては在庫がない場合があります

●サッシの汚れはお湯で汚れを流してから、歯ブラシでこする

加圧式霧吹きなどで汚れを流してから、熱湯に約30秒つけて柄の部分を曲げた歯ブラシで、残った汚れを落とします。

「窓をあけて自然乾燥すればOKで、仕上げのふきとりは不要」

 

塩素系漂白剤など「混ぜるな危険」の表示がある洗剤は、酸性のものと混ざると有毒ガスが発生します。クエン酸や酢などの酸性のものと混ぜるのはもちろん、酸性洗剤の直後に使うのも避けて。また、特集で紹介している洗剤のなかには、建材や設備機器、家具、家電によって使用できないものもあります。各種取扱説明書、もしくは洗剤の注意書きを確認し、使用すること。各種洗剤を使用する際はゴム手袋を着用して、塩素系漂白剤を使用する際は手や目を保護し、十分に換気してください