恐竜好きならテンション上がること間違いなし。そんなスニーカーが誕生した。

それがこちら。

ほしいクツが売ってない...なんで売ってないんだ...!と思っていたら作ってしまっていた

2023年11月1日、「カバン職人かばんばか」(@kabababaaan)さんが、このようなつぶやきと共に投稿したこの写真。フロント部分に2本のツノのようなものが生えているこのスニーカーは、その名も「トリケラトプスニーカー」だ。

名前の通り、「トリケラトプス」デザインのスニーカーで、2本のツノが生えているだけではなく、つま先の部分にあるチャックは口のように開けることもできる。

普段から「コレ、カバンになったらおもしろい」をコンセプトに面白いデザインのカバンを作っている「カバン職人かばんばか」さんだが、今回、なぜこのスニーカーを制作したのか。

Jタウンネット記者は7日、本人に話を聞いた。

直感で決めて...

元々、「カッコいい靴がほしい!」と探していた「カバン職人かばんばか」さん。はじめはネットで靴を探していたが見つからず、靴屋巡りもしてみたが、どこに行っても売っているのは普通の靴ばかりで、心を揺さぶられなかった。

そこで、自分で作ることにしたのだという。

だが、なぜトリケラトプスのデザインに? その理由については、次のように語った。

「せっかく作るなら妥協せず、カッコいいだけじゃなくて『おもしろい靴がいい!』と思い考えました。しかし、考えても思いつくわけもなく、いつもカバンを作る時と同じく直感でいこうと決めた瞬間に『トリケラトプスニーカー』を思いつきました。トリケラトプスはカッコいいですよね。
靴からツノが出ているのが、個人的にはおもしろかったです。靴からツノはあんまり出ないですもんね」(「カバン職人かばんばか」さん)

デザインで特にこだわっているのは、ツノと後頭部のフリル(襟飾り)を突き出した部分。トリケラトプスのカッコ良さを余すことなく表現しているという。

「撥水性のある国産の帆布をベースにツノはホルスタインの革を使い、丈夫さや雨の日の快適さにも気を遣い作りました」

カバン職人としての技術を活用し、こだわり抜いて作られたトリケラトプスニーカー

だが、気になる履き心地については、「トリケラトプス」ならではのこんな問題点が発生してしまった。

「歩くたびにフリル同士がぶつかるんですよね。トリケラトプスの双子が喧嘩しているようでした。そんなこともあり、あまり履き心地はよくなかったです」

この結果を踏まえ「カバン職人かばんばか」さんは「今度は仲良しな靴を作ってみたいです」と語った。