ソシエダは20日、UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)のグループD第1節で昨季準優勝のインテルをホームに迎え、1-1で引き分けた。MF久保建英は右ウイングでスタメン出場し、欧州CLデビュー。後半27分までプレーした。

 10年ぶりの欧州CLとなったソシエダは、前半4分にMFブライス・メンデスのゴールで先制。厳しいマークを受けた久保は得点にこそ絡めなかったが、チャンスにつながるクロスや鋭いシュートなどで存在感を示した。チームは久保が交代で退いた後の後半42分に失点。1-1のドローに終わり、欧州CLでの20シーズンぶりの白星はお預けとなった。

 スペイン『エル・デスマルケ』は採点で久保に「7」を与え、「不思議なことに、ソシエダが輝いていた序盤で、久保はあまりボールに絡めなかった。しかし、少しずつ攻撃面で良くなり、トレードマークともいえる彼らしいプレーを見せるようになった。前半30分にはボックス内に絶妙なクロスを送ったが、(ロビン・)ル・ノルマンのヘッドは大きく枠を外れた」とレポートしている。

 また、スペイン『ノティシアス・デ・ギプスコア』は久保の評価を「6」とし、寸評で「(インテルの)カルロス・アウグストのマークにより、試合に入るのに時間がかかった。だが、試合に入ることができてくると、ル・ノルマンに対する美しいプレーがあり、決定的な役割を果たすところだったが、ボールは上に外れてしまった。交代する前にもチャンスはあったものの、決められなかった」と記した。

 ソシエダの第2節は10月3日に行われ、敵地でザルツブルクと対戦する。