異業種交流会で出会った男性と、初デート。でも彼の女性に対する“あるマナー違反”にがっかり…
今週のテーマは「28歳のインフルエンサーとの初デートで玉砕した理由は?」という質問。さて、その答えとは?
▶【Q】はこちら:麻布十番のイタリアンで、美女と初デート。いい雰囲気だったのに2度目がなかった理由
晃と出会ったのは、異業種交流会だった。たまたま知り合いに誘ってもらい参加したものの、居場所がなくて終始壁際にいた私。
しかし会が終盤に差し掛かる頃、晃がニコニコとしながら話しかけてきてくれた。
「初めまして、晃です。こういう会、よく来るんですか?」
「それが全然…どう振る舞えばいいのかわからなくて困っていたんです」
「そうなんですか?言ってくれれば知り合いとか紹介したのに」
人見知りの私は、ただひたすら「やっぱりこういう会は苦手だ」と思っていた。でも晃は人懐っこく、終わったあとの二次会に誘ってきてくれた。
「よければ、この後もう1軒みんなで行きませんか?」
「私もいいんですか?」
あまり話せてもいなかったし、晃もいい人そうなのでとりあえず二次会へ一緒に行ってみた。
そして翌日晃からデートに誘われて応じてみたものの、そのデートはツッコミどころだらけだった。
A1:仕事の話をしている時は素敵だなと思った。
二次会は私と晃、そしてもう2人の男性の合計4人で近くのバーへと流れた。
そこでも隣に座った晃が、いろいろと話を盛り上げてくれる。一次会では自己紹介もあまりできなかったので、もう一度全員の自己紹介を軽くしてからのスタートとなった。
「じゃあ成美さんは、アパレルの会社を自分でされているんですか?すごいですね」
「全然すごくないです。まだまだブランドを立ち上げたばかりで苦労も多くて」
「そうですよね。立ち上げの時期って大変ですよね」
「晃さんも、そういう時期ありましたか?」
「もちろんですよ!僕の場合は…」
ブランドを立ち上げたばかりなので、仕事的にわからないことも多い。そんな中、晃の話はとても興味深かった。
晃は学生時代に一度起業してバイアウトし、今はまた別の会社を経営しているらしい。いつかは自分のブランドを誰かに売りたい私としては、晃の話は非常に有益で、もっと聞きたいと思った。
「晃さんって、意外によくお話されるかたなんですね!もっと寡黙な感じかと思っていました」
「それは…いい意味ですか?」
「もちろんです。先ほど会場でお見かけした感じと印象が変わりました。いいほうに」
「それは嬉しいですね〜。でも成美さんは、美人で目立ってましたよ」
しかも自分の持っている知識を惜しみもなく教えてくれる。
― この人、いい人なんだな。
そう思った。でも気がつけば私と晃、そして他の男性2人と話が割れてしまっている。するとさり気なく気を利かせてみんなでの会話を促した晃。
「そういえば、来月のこの会には参加するんですか?」
「僕たちはするつもりです」
「じゃあ成美さんも、ぜひ」
「私もいいんですかね…ありがとうございます、またスケジュール見て連絡させてください」
この日は二次会で解散。でも帰宅後。すぐに晃からデートのお誘いが来た。
― 晃:成美さん、今日はありがとうございました!よければ今度、二人でゆっくりお話しませんか?
一瞬考えたけれど、もっと話も聞きたかったし断る理由もない。だから私は翌朝、返信を送った。
― 成美:もちろんです。いつが都合よろしいでしょうか?
初デートまで何度かやり取りもして、いい感じだった。でも次のデートで、私は心のシャッターを下ろしてしまった。
A2:「女を売って仕事をしている」など見当違いの発言が無理だった
初デートで晃が予約してくれていたのは、いま話題の麻布十番にあるイタリアンだった。
「ここのお店、予約取りづらいって聞いたんですけど…晃さん、さすがですね」
『fragment』は行ってみたかったお店なので、純粋に嬉しかった。でもここから、急に晃は上から目線で“ドヤ顔”になった。
「一応、グルメ好きで売ってるんで」
「そうなんですか?」
そう言うと、スマホを出してInstagramのアカウントを見せてきた晃。
「これ、僕のアカウントです」
「え?こんなにフォロワーいるんですか?すごいですね」
男性でフォロワー1万人は多いほうだと思う。でもそこに私は興味がなかったので、褒めてそのままにしようと思っていた。でも晃は食いついてくる。
「成美ちゃんも、あとでフォローするのでアカウント名を教えてもらっていいですか?」
「あ…でも私インスタやっているんですけど、男性はあまりフォローしないようにしていて…フォロバできないですけど大丈夫ですか?」
一応インスタで仕事もしているし、下手な男性はフォローしたくない。それに何より、私のほうがはるかにフォロワーが多いので、若干の気まずさもあった。
「そうなんですね、もちろん。了解です」
そう言いながらも、私のアカウントを検索した晃は驚いている。
「成美ちゃんもフォロワー多いじゃないですか!」
「いえいえ、私なんて全然ですよ」
「ごめん、僕が知らなかっただけで、もしかして成美ちゃんって有名人?」
「まさかまさか!違いますよ」
本当にそうは思っていない。でも晃はそこから何かに火がついたようだった。
「成美ちゃんって、アパレルの会社というかブランドを作った感じなんですか?」
「正確に言うとそうですね」
「最近、その流れ流行ってますもんね。僕の知り合いにもそういうことやっている社長がいて。インフルエンサー探して、自社でブランド作らせてコラボして売るっていう」
「そうなんですね」
有名な社長が何人かいるので、なんとなく見当はつく。でも晃はお構いなしに話し続ける。
「でもそうなると差別化が大変ですよね。今ってインフルエンサーなんて山ほどいるし」
― それはそうなんだけど…。
「そうなんですよ〜。なのでPRとか売り方を考えないといけなくて」
「僕だったら…」
親切心で話してくれているのはわかる。だから話の腰も折れない。でも晃のアドバイスはどこかズレている。
「あともし今後、経営者とつながりを作っていきたいなら、今はアートとか不動産の勉強しておいたほうがいいかもです。若くて綺麗な経営者の女の子増えているし、それだけじゃ勝負できないから」
― それって、遠回しに私が女を売りにしているって言いたいの?
考えかたも古いし、そもそもアートも不動産も晃と同じくらい詳しい自信はある。でもそれを言ったら晃のプライドが傷つきそうなので、黙って「え〜すごいですね」とか適当に相槌を打つ。
「そうなんですね、勉強になります」
「あとはそうだな…。まぁ特に最近女性はゴルフを必死になってやっている子も多いけど、それより僕はこういう交流会とかに来て、人脈を広げたほうが絶対に役立つと思う」
今までの経験上、異業種交流会よりもゴルフのほうが人脈が広がる場合もある。
私はゴルフをする。けれどもそれは仕事のためではなく、純粋にゴルフというスポーツが好きだから。
それを上から目線でアドバイスされ、若干イラついてきた。
そもそも…いや、少なくとも私は真面目に仕事をしているし、女を売りにした覚えはない。
晃が勝手にフィルターをかけてそう見ているだけ。女性が頑張って仕事をした結果、「女だから」なんて一言で片付けられるのは遺憾すぎる。
そしてデリカシーのない晃の対応をし続けた結果、帰宅する頃にはぐったりと疲れていた。
それと同時に、フォロワーが自分より多い私に対していきなりアドバイスを始めた晃を「生理的に無理」と感じた。
▶【Q】はこちら:麻布十番のイタリアンで、美女と初デート。いい雰囲気だったのに2度目がなかった理由
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