風邪薬を携帯して中国に入国する際は注意が必要だ=(聯合ニュースTV)

写真拡大

【北京聯合ニュース】中国に入国した韓国国民が携帯していた一部の風邪薬に持ち込みが禁じられている成分が含まれているとして中国当局が強制捜査を行うケースが相次いでおり、在中韓国大使館が注意を呼びかけていることが、4日分かった。

 大使館によると、処方箋が必要な風邪薬や処方箋なしで購入できる風邪薬を持って中国に入国する際に薬から麻薬成分が検出され、韓国国民が刑事立件された例があるという。

 中国は風邪薬に使われるエフェドリンなどの成分を加工することで向精神性医薬品の製造が可能だとして、持ち込みを禁じている。

 大使館は、エフェドリンなどは少量でも刑事立件され、留置されて取り調べを受けることになるとして、医薬品を携帯して中国に入国する場合は処方・購入時に麻薬成分が含まれていないか確認が必要だと説明した。

 医療専門家に相談した結果、携帯が必要な場合は中国税関に事前申告しなければならない。 

 大使館の関係者は記者団に対し、「韓国国民が思わぬ被害に遭わないよう、領事サービスを続ける予定だ」と述べた。