インテルへ移籍したマルクス・テュラム photo/Getty Images

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新シーズンへインテルの攻撃陣は機能するだろうか。今夏にはベテランのFWエデイン・ジェコが退団し、昨季レンタルで加わっていたFWロメル・ルカクも完全移籍には切り替えなかった。

注目されるのは、ボルシアMGから迎えたフランス代表FWマルクス・テュラムだ。

テュラムは192cmとサイズもあり、足下の技術もある。実力のあるアタッカーではあるが、伊『Gazzetta dello Sport』はテュラムのセリエA1年目を不安視している。

インテルが2トップを継続する場合は、ラウタロ・マルティネスとテュラムの2トップを採用するパターンも増えるだろう。同メディアも開幕節はその2トップが採用される可能性が高いとの見方だ。ただ、テュラムは今夏のプレシーズンで1ゴールも決めていない。プレシーズンマッチは調整の意味合いが強いが、それも同メディアが不安視する理由だ。

またテュラムは左のウイングでプレイしていた期間も長く、2トップに慣れている大型ストライカーというわけではない。それこそジェコのような周囲を活かす役割をこなせるか未知数なところもある。

インテルはボローニャから34歳のベテランFWマルコ・アルナウトビッチもレンタルで補強しているが、果たしてラウタロの相棒はスムーズに決まるだろうか。昨季の戦力からルカクとジェコが抜け、新生・攻撃陣には不安の色も漂っている。