©︎picture alliance / PRO SHOTS

 既報通りVfLボーフムはオランダ1部フィテッセから、マキシミリアン・ヴィッテクを獲得した。フライジング出身のトーマス・レッチュ監督とは、かつてフィテッセ時代に共に過ごした間柄でもあり、特別な地位を築いていた・ヴィッテクは、昨季レッチュ監督がボーフム就任した際から3-5-2システムにおいてウイングを務めるのではとの憶測が流れていた。

 ヴィッテクは入団にあたり、「ブンデスリーガは常に僕の目標だったし、やっぱり母国で最高のリーグでプレーして、そこで自分をアピールしたいという気持ちは常にもっていたよ」とコメント。ドイツからオランダに渡る前は、グロイター・フュルトで3年間プレーしたがブンデスの舞台ではなく、ブンデス2部で156試合に出場していた。「ボーフムのスタジアムが熱気はドイツ時代から知っている」とヴィッテク。

 そして「トーマス・レッチュ監督やマトゥス・ベロとの再会も楽しみだよ」と述べており、フィテッセ時代の指揮官と中盤を共に形成した旧友の存在は、母国復帰というなかでさらに新天地で慣れていくことへの追い風となるはずだ。土曜に控えるシュトゥットガルト戦から、さっそく有力な洗髪候補の1人にもあげることができるだろう。

 1860のユースで育成され、今度の月曜で28歳の誕生日を迎える同選手について、ファビアンSDは「トラックプレーヤーとしての条件を正に満たしており、左利きで前線でも後方でも起用可能な、ドイツ人選手。国際経験も決め手の1つになったし、以前から注目していたが、最近になって金銭的に可能性がでてきた。だから今回それがうまくいって嬉しく思っているよ」と喜びをみせている。 

ボーフム、ゴラルスキと退団で合意

 その一方で来る者あれば、去る者もあり。ボーフムはヤチェク・ゴラルスキとの契約を、わずか1年で契約を解除することで相互に合意したことを明かした。30歳のポーランド人選手は2022年夏にカストロパー通りに移籍。しかし定着することは叶わず「サッカーの世界では、思い通りにいかないこともある」とレタウ取締役。それでも「常に模範的な振る舞いをしていた」にエールを送った。

ボーフム、クワルテングの復帰時期はいまだ不明

 なおまもなく開幕を迎えるボーフムだが、今夏に100万ユーロを投じて獲得した、モリッツ・クワルテングが出場することはない。同選手は恥骨の問題でまだ集中的な練習にも参加できておらず、復帰時期はいまだみえていない。クラブ関係者も焦らせる考えはなく、ボールを使った練習を再開するなどレッチュ監督も「回復については極めて前向きにとらえている」ようだ。また今回獲得したヴィッテク含め、ほかにもオフェンスではオプションが控えているという事情もあるだろう。

Alle Infos: https://t.co/PGSiEKsmlu #Wittek2026 #meinVfL pic.twitter.com/5pptyUiXeA

- VfL Bochum 1848 (@VfLBochum1848eV) August 14, 2023