女性であれば、誰もが一度は憧れる職業・CA。

本連載では、そんな彼女たちの恋愛観や、仕事現場の裏事情についてご紹介!

今回は、CA歴15年目の斉藤さんが「ステイ先での過ごしかた」について教えてくれた。

▶前回:CA歴10年のプロが教える!人に好印象を与えるコミュニケーション術3選




日々、国内外を飛び回るCAがステイ先で過ごす時間は、なんと月の約半分!

1回のフライトで現地に滞在する時間は、前日の飛行時間や機体のスケジュール、行先ごとに変わります。

国内だと12時間弱、アジア圏だと15〜24時間、長距離だと24〜48時間ほど。

今回は、私たちがステイ先でどのように過ごしているか、ご紹介します。


1. 現地の文化や食事を楽しむ!今、クルーで流行っているのはAngelsの試合観戦!


10年くらい前は今よりはるかに円高で、ステイ先での滞在時間や場所も恵まれていたこともあり、行きの便のクルー全員で観光やお食事に行くことが多かったです。

NYではブロードウェイのミュージカルを観劇、デリーでは何時間もバスに揺られてタージマハル廟へ、パリではヴェルサイユ宮殿やシャンパーニュ地方へ行きました。

アジア圏は物価が安いので、お得な値段でマッサージやネイルを楽しむことも。

昨今コロナの影響などで、クルーで集まる機会はめっきり減ってしまいましたが、最近の数少ないクルーでのブームは、LAステイでのAngelsの試合観戦です。

スタジアムで生の大谷翔平選手のプレーを観戦できるので、フライトの疲れも忘れてみんなで盛り上がりました。


2. 美容やショッピングなど、ステイ先でできることは済ませる


月の半分をステイ先で過ごすということは、自宅で過ごす時間が極端に少ないということ。

自宅での自由な時間を有効活用するために、美容室・ネイル・脱毛・ショッピングなど、ステイ先でできることはなるべく片付けてしまうというCAもいます。

海外はもちろん、東京も物価が徐々に上がっているので、国内の地方ステイで安く済ませるというのが、このご時世のCAならではの流行だなと感じます。


3. 外出せず、ホテルの中で思い思いに過ごす


コロナ禍が終わってフライトの本数が増えたことで、最近は疲れ気味のCAも多くいます。

特にママさんCAは、家事育児をこなしてから乗務しているので、ステイ先ではとにかくゆっくりしたいというのが本音。

私も含め、外出せず、ひたすらホテルの中で休むCAがかなり増えたように思います。

体力のある運動好きなCAは、トレーニングウエアや水着・スニーカーを持ち運び、ホテルのフィットネスで運動している強者も。

また、過去の海外ステイでは、ホテルの好意で「crew room」という部屋やラウンジを用意してもらえることがありました。

航空会社の乗務員なら24時間自由に出入りすることができ、ワインやデリを持ち込んでパイロットや他航空会社のクルーと一緒に雑談して過ごすのも楽しかったです。


<斉藤美月さんのプロフィール>

CA歴15年。美容が大好きで、連休のときは、美容施術や韓国コスメを買うために韓国にいくのがお気に入りの過ごし方。

▶前回:CA歴10年のプロが教える!人に好印象を与えるコミュニケーション術3選

▶1話目はこちら:独身パイロットと出会うのは難易度高め!?ドバイの現役CAが語る恋愛事情