Pimm's(現在は6人)

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この夏、本格的に再開したのはロックフェスだけではない。アイドルフェスも本格的に再開しているほか、これまでに無かった新たなアイドルフェスも続々と立ち上がっている。そんな中、多くのアイドルファンが大注目する2大フェスと言えば、TOKYO IDOL FESTIVAL(通称TIF)と@JAM EXPOだろう。TIFはいよいよ今週末にお台場で、そして、@JAMは今月末に横浜アリーナで開催される。

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今年前半、特にメディアやSNSで大きな話題を集めたアイドルグループと言えば、“第2のBiSH”として誕生した男女混合グループのBiTE A SHOCKと“乃木坂46の公式ライバルグループ”として始動した僕が見たかった青空の2組ではないだろうか。TIFには、この2組も出演するので、結成当初の今しか見られない初々しさや眩しさを是非目に焼きつけて欲しい。

今回は、アイドル戦国時代再び!?とも言えそうな昨今のアイドルシーンにおいて、前述の2組の他に、この夏のアイドルフェスでチェックしておきたい注目グループを3組ピックアップして紹介しよう。

まず注目したいグループは、スターダストプラネット所属の4人組AMEFURASSHI。今年の前半は、各地の商業施設でリリースイベントを精力的に行ってきたアメフラ。各会場撮影OKということで、彼女達の写真や動画は瞬く間に、TikTokを中心としたSNSで拡散された。中でも、愛来の写真が「令和版 奇跡の一枚」としてバズって話題に。「奇跡の一枚」とは、あの橋本環奈が世に出るキッカケとなった1枚の写真。その時以来の衝撃だとして、ネットニュースなどで取り上げられたのだ。

そして、そんなリリイベを経て7月に行なわれたワンマンライブのチケットはソールドアウト。この夏は既に、茨城県のひたち海浜公園で行われたLuckyFesにも出演するなど、アイドルファンのみならず、ロックファンをも味方につけつつあるアメフラ。まさに、最も勢いのある状態で、TIFと@JAMに登場する。

アメフラの魅力は、歌唱力とダンスパフォーマンスにある。いわゆる王道アイドルグループのような楽曲や振り付けはほとんどなく、K-POPグループにも通ずるようなクールなダンスナンバーとパフォーマンスが最大の魅力だ。コール&レスポンスで盛り上げるナンバーや早口言葉を盛り込んだナンバーなど、初見でも楽しめるような楽曲も多い。

ちなみに、AMEFURASSHIの4人は、ももいろクローバーZの佐々木彩夏がプレイングプロデューサーを務める浪江女子発組合のメンバーでもある。TIF、@JAM共に、この2組は同じ日に出演予定だ。浪江の方は、衣装も楽曲も王道アイドルといったテイストなので、アメフラメンバーの2つの顔を楽しむことができるだろう。是非とも、この2組のパフォーマンスはセットでチェックして頂きたい。

続いて、注目したいグループはラフ×ラフ。いわゆるハロプロやスタプラ、WACK、KAWAII LAB.といった事務所系ではない独立系。テレビプロデューサーの佐久間宣行が総合プロデュースを務める9人組アイドルグループだ。活動開始直後の今年2月には、佐久間のコネクションもあってか、『オールナイトニッポン0(ZERO)』のパーソナリティを担当したりもしたのだが、まだまだ目立ったライブ活動がなく、普段の活動はYouTubeが中心なだけに、このタイミングでライブパフォーマンスを観られるはかなり貴重だ。ラフ×ラフもTIFと@JAMの両方に出演するので、どんなライブを繰り広げるのか注目して欲しい。

最後にもう1組、6人組グループのPimm’sにも注目したい。Pimm’sは、重厚感や疾走感のあるロックサウンドが魅力のミクスチャーロックアイドルグループである。カラフルな衣装と楽曲が溢れるアイドルフェスでは、時に、こうしたロックテイストなナンバーを歌うアイドルグループが映える、そんな時間帯があるから面白い。Pimm’sには、元AKB48 チーム8の立仙愛理も所属している。しかも、立仙の担当パートはラップ。立仙のラップがアクセントとなり、会場を煽ったり盛り上げたりしていくところもPimm’sのライブの魅力のひとつだ。

立仙の加入は去年なのだが、実はこのグループの活動歴は長く、今年で10周年。5月には、代々木公園で10周年を記念したフリーライブも開催している。さらに、昨年リリースのアルバムは、オリコン週間アルバムランキングで7位を記録するなど、楽曲面でも支持を集めているグループなだけに、フェスでのパフォーマンスに注目が集まりそうだ。

Pimm’sもTIFと@JAMの両方に出演予定。しかも、@JAMではAKB48と同じ日に出演する。立仙はチーム8の卒業生として、今年4月に行なわれたAKB48 チーム8の活動休止前最後のコンサートに出演するなど、AKBとの関係値は良好。立仙とAKBメンバーが交流する様子がSNSにUPされるのか?そんなところを楽しみにしているファンもいることだろう。アイドルフェスの当日、バックヤードでは、グループの垣根を超えたアイドル同士の記念撮影など交流も頻繁に行われている。そうした様子がSNSで垣間見られるのも、ファンが楽しみにしているポイントだと言っていいだろう。

今回は、今年前半の活躍や話題性を踏まえて、悩みに悩んで3組に絞って紹介したわけだが、TIFも@JAMも出演グループは200組以上。しかも、TIFには日向坂46、@JAMにはももいろクローバーZといった国民的人気グループも出演する。タイムテーブルを見ると、とにかく悩んでしまいそうなのだが、それさえもフェスの醍醐味だろう。自分の推しを全力で応援しつつ、新たな推しにも出会える大チャンス。この夏のアイドルフェス、とことん楽しみ尽くして欲しい。

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