1株に約4000個が実ったミニトマト(福井県美浜町で)

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 福井県美浜町にある県の園芸体験施設「園芸LABOの丘」で、1株に約4000個の実をつけたミニトマトが来場者の目を引いている。

 品種は、授粉させなくても実る単為結果性の「CFネネ」。室温を25度前後に保つ温室で水耕栽培する。主枝を高さ2メートルの棚まで伸ばしてひもで誘引、その主枝は5メートル四方に広がり、まるで木のようになっている。同施設によると10月ごろまでに1株で最大2万個が実ると見込む。

 同施設では2019年から、来た人に元気を届けようと、1株に数千個が実るトマトを栽培。2月中旬に2株を定植し、5月下旬から実がつき始めた。管理を担当する坂本浩さん(57)は「潜在的な生命力の強さを感じてほしい」と話す。
(木村泰之)