現在は高嶺のなでしこメンバーとして活躍する松本ももな(『初恋のひと。』MV 高嶺のなでしこ公式YouTubeより)

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2022年5月に惜しまれつつ活動を終了したラストアイドル。そこから1年も経たぬうちに、今年3月には「新章」と称して、新メンバーのオーディション開催が発表され、SNS上では、元メンバーによる反発やファンが困惑する様子が多く見られた。そんな「新章」も気になるところではあるのだが、今、元メンバー達の活躍にも注目が集まっている。新たなアイドルグループのメンバーとして本格的に活動している者、ファッションの分野にも挑戦している者、恋愛バラエティ番組に出演している者など様々だ。今回は、今年下半期注目のラストアイドル出身メンバーをピックアップして紹介したい。

【写真】フォロワー数180万人『オオカミちゃん』シリーズにも出演する西村歩乃果

まずは、新たなアイドルグループで再出発し、輝きを放っているメンバーに注目しよう。現在、高嶺のなでしこ、通称「たかねこ」という女性アイドルグループでは、3人の元ラストアイドルメンバーが活躍中だ。松本ももな、橋本桃呼、そして、キャプテンを務める籾山ひめり。今もっとも勢いがあると言ってもいいクリエイターユニットのHoneyWorksがサウンドプロデュースを手掛けており、SNSでバズった『可愛くてごめん』のたかねこバージョンもリリースしている。

今年の春に行なわれた全国ツアーでは、各地でTEAM SHACHIやSTU48、真っ白なキャンバスらと対バンライブを開催。そのパフォーマンスに磨きをかけてきた。『可愛くてごめん』などのキラーチューンもあるだけに、この夏のアイドルフェスでは、頭一つ抜け出しそうな勢いである。さらに、9月には、東京の豊洲PITでのワンマンライブの開催も決定しており、今年後半から来年に向けて、ますます目が離せないグループだ。元ラストアイドルメンバーの3名とオーディションを勝ち抜いた7名による10人組、高嶺のなでしこ。是非、この名前を覚えておいて欲しい。

そして、他にも、元ラストアイドルメンバーを中心に活動をスタートさせた新グループが存在している。その名も×純文学少女歌劇団。「×純文学」と書いて、「ふじゅんぶんがく」と読む。こちらのグループには、ラストアイドルの人気メンバーだった大森莉緒や畑美紗起らが参加。所属事務所のツインプラネットと講談社がタッグを組んで企画・運営を行うという異色のグループだ。

これまでに2回、池袋の劇場で、芝居とライブを組み合わせた公演を行っており、ライブパートの楽曲をBiSHらWACK所属グループの楽曲を手掛けて来た松隈ケンタが担当したことでも話題となった。

コンセプトは、文学と乙女の街「池袋」を拠点に活動する、少々不純で文学のカヲリ漂う少女歌劇団…とのこと。海外展開なども視野に入れており、こちらも今後の展開が楽しみなグループなのだが、この夏は、各地のアイドルフェスにも出演するので、その独特の世界観とパフォーマンスを堪能してみて欲しい。

ちなみに、ラスアイ1のおしゃれ番長とも言われていた畑美紗起は、現在、ファッション誌『bis』でレギュラーモデルを務めるほか、アパレルブランドとのコラボ服をプロデュースするなど、ファッションの分野でも活躍中だ。さらに、この夏は朗読劇にも挑戦。マルチな活躍が期待されている。

そして、最後にもう1人。マルチな活躍が期待されている元メンバーを紹介しよう。1期生の西村歩乃果だ。元々はヘアメイクとして働いており、裏方からアイドルという表舞台に進出した異色の存在。ゲーム配信なども行うYouTuberであり、SNS総フォロワー数が180万人を超えるインフルエンサーでもある。

ABEMAの番組では、MCも務めてきたほか、現在はNetflixシリーズの『オオカミちゃんには騙されない』にも出演中。その意外性のある経歴と多趣味な才能を活かして、今後、マルチタレントとしてますます活躍していきそうな存在である。

ラストアイドル「新章」の動向も気になるところではあるが、活動終了から1年が過ぎ、次のステージでの活動が本格スタートした元メンバー達にも是非注目し続けていって欲しい。

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