【訃報】「精密機械逝く」元広島東洋カープのエース・北別府学さんが入院先の病院で死去 65歳 通算213勝
元広島東洋カープの北別府学さんが16日、入院先の広島市内の病院で亡くなりました。65歳でした。
北別府さんは1975年、高校からドラフト1位としてカープに入団。
1982年に20勝をあげ、初の最多勝と沢村賞を受賞。1986年には18勝を上げ2回目の最多勝と沢村賞、さらにMVPを獲得しました。
1992年7月の中日戦で球団初の200勝を達成。
通算213勝をあげ、1994年のシーズンを最後に引退しました。
「精密機械」と呼ばれたコントロールを武器に、「常勝」カープのエースとして君臨しカープの5回の優勝に貢献しました。
引退後は、テレビ朝日・ホームテレビの野球解説者に就任。
2001年から2004年まで投手コーチとして後進の育成にあたりました。
2015年からはホームテレビの夕方ニュース情報番組「Jステーション」、そして2018年からは「5up」のコメンテーターとなり、野球以外のロケも精力的に行うなど人気を得ていました。
2020年1月北別府さんは番組内で「成人T細胞白血病」であることを公表。骨髄移植手術を受けました。
その後は、敗血症を患うなど入退院を繰り返すなど闘病生活を送っていました。
そして16日午後0時33分、入院先の病院で亡くなりました。65歳でした。