33年ぶりの戴冠を果たしたナポリ。(C)Getty Images

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 現地時間5月4日に開催されたセリエAの第33節で、首位のナポリがウディネーゼと敵地で対戦。13分に先制されたものの、52分にCKの流れから主砲ヴィクター・オシメーンのゴールで追いつき、1−1のドローに持ち込んだ。

 この結果、25勝5分け3敗で勝点を80に伸ばし、残り5試合で2位ラツィオとの差を16ポイントとし、ディエゴ・マラドーナを擁した1989−1990シーズン以来、33年ぶり3度目のスクデット(リーグ優勝)を成し遂げた。

 ルチャーノ・スパレッティ体制3季目の今シーズンは、カリドゥ・クリバリ、ロレンツィオ・インシーニェ、ドリ―ス・メルテンスといった主力が退団。戦力低下が懸念されたものの、新戦力のDFキム・ミンジェやFWフビチャ・クバラツヘリアがその穴を埋めて余りあるパフォーマンスを披露した。
 
 エースのヴィクター・オシメーンも得点ランクトップの22ゴールを挙げ、攻撃を牽引。魅力的なアタッキングフットボールでリーグ最多の69ゴールを奪い、最少の23失点と攻守にライバル圧倒。シーズン中盤から独走態勢を築いた。

 四半期以上リーグタイトルから遠ざかっていた南イタリアの雄が、ついに覇権を奪回した。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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