米外為市場サマリー:米雇用統計を受け一時132円30銭台まで上昇

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 7日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=132円16銭前後と前日に比べ40銭弱のドル高・円安。ユーロは1ユーロ=144円09銭前後と同20銭弱のユーロ高・円安だった。
 
 米労働省が7日発表した3月の雇用統計は、非農業部門の雇用者数が前月から23万6000人の増加とほぼ市場予想通りだった一方、失業率は3.5%と市場予想(3.6%)に比べて強い内容となった。これを受けて米景気の先行きへの懸念がひとまず和らぐなか、リスク選好的なドル買い・円売りが先行。米長期金利の上昇で日米金利差の拡大も意識され、ドル円相場は一時132円38銭まで上伸した。ただ、この日は聖金曜日の祝日(グッドフライデー)で株式と商品市場が休場で、債券市場は短縮取引とあって市場参加者は少なく、一段とドルを買い上がる勢いには乏しかった。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0905ドル前後と前日に比べて0.0020ドル弱のユーロ安・ドル高だった。



出所:MINKABU PRESS