同点弾の直後、ツィミカスに何やら声を掛けるペップ。(C)Getty Images

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 現地時間4月1日に開催されたプレミアリーグ第29節で、2位のマンチェスター・シティは、6位のリバプールと本拠地エティハドで対戦。モハメド・サラーに先制点を許すも、前半のうちに追いつくと、後半に3発を叩き込んで突き放し、4−1でビッグマッチを制した。

 鮮やかな連係で奪ったゴールの数々とともに注目を集めているのが、怪我で欠場したアーリング・ハーランドに代わって先発したフリアン・アルバレスが、同点弾を奪った直後のシーンだ。

 喜びを爆発させたジョゼップ・グアルディオラ監督は、ちょうど目の前を通ったベンチスタートの相手DFコスタス・ツィミカスに向かって、挑発するかのように激しくガッツポーズ。さらに何やら話しかけ、ボディータッチまで行なったのだ。

 一方的な交流として映像が世界中で拡散されるなか、英紙『Mirror』によれば、グアルディオラ監督が試合後の会見でこの場面に言及。「嬉しかったので、『ナイスなゴールだったよな』と声を掛けた。それだけだ」と明かすと、「リバプールの選手への敬意を少し欠いているのではないか」と問われた際には、こう答えた。
 
「私がリスペクトを欠いているかどうか、彼に聞いてみてくれ。私はゴールを祝った。選手と一緒にピッチで喜び、『良いゴールだっただろ?』と言う。それだけだ。本当に申し訳ないね。リスペクトが足りなかったか? ああそうか、ごめんよ」

 一方で、マンチェスター・ユナイテッドのレジェンドOBリオ・ファーディナンド氏は、指揮官に苦言。「あのセレブレーション、どうしてツィミカスが彼を突き飛ばさなかったのか分からない。彼(グアルディオラ監督)は自分を抑えられなかったんだ」と語った。

 巻き込み事故に遭ったツィミカスは、何を思ったのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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