NTTドコモが健康保険証による本人確認を終了!

NTTドコモは22日、これまで携帯電話サービスなどの新規契約締結時や各種注文時などにおける「本人確認書類」の1つとして取り扱ってきた「健康保険証(健康保険被保険者証)など」については本人確認書類としての取り扱いを2023年5月中旬(予定)をもって終了するとお知らせしています。

同社では健康保険証による契約者本人の意図しない「不正な契約締結や不正利用など」が増加していることから取り扱いを終了すると説明しています。ただし、対象は「ahamo」を含みますが、未成年者やドコモでんき申込時は健康保険証による本人確認書類として今後も引き続いて受付が可能だとしています。

なお、本人確認書類については健康保険証(健康保険被保険者証)など以外の運転免許証やマイナンバーカード(個人番号カード)、身体障がい者手帳、精神障がい者保健福祉手帳(障がい者手帳)、療育手帳、住民基本台帳カード(顔写真があるもの)、在留カード+外国発行パスポート(または外国人登録証明書)などを利用するように案内しています。


NTTドコモでは携帯電話サービスなどの新規申込時に本人確認を行うために本人確認書類の提出を求めており、これまでは健康保険被保険者証などのいわゆる「健康保険証」が利用できていました。一方で健康保険証には顔写真がなかったり、比較的簡易的な書類であることから不正な契約締結や不正利用などに利用されるケースが多発しているとのこと。

そのため、これまでも同社を含めて健康保険証の場合には補助書類が必要な場合が多かった同社では本人確認書類として健康保険証の取り扱いを終了することにしたということです。なお、すでにKDDIおよび沖縄セルラー電話が提供しているオンライン専用の料金プラン「povo2.0」などではすでに本人確認書類として健康保険証は含まれていません。

<健康保険証(健康保険被保険者証)などに含む書類>
・ひとり親家庭(母子家庭)等医療費受給者証
・福祉医療費受給者証
・遠隔地用健康保険被保険者証
・介護保険資格者証
・介護保険被保険者証
・学生用被保険者証(国民健康保険)
・共済組合員証
・健康管理手帳
・健康保険日雇特例保険者手帳
・健康保険被保険者証
・後期高齢者医療被保険者証
・公害医療手帳
・国民健康保険退職被保険者証
・国民健康保険被保険者証
・(国民)健康保険高齢受給者証
・子ども医療費受給者証
・私立学校教職員共済加入者証
・児童扶養手当証書
・自衛官診療証
・重度障害者医療証
・障害者医療費受給者証
・心身障害者医療費受給者証
・身体障害者(居宅支援)居宅受給者証
・精神障害者医療費受給者証
・船員保険高齢受給者証
・船員保険被保険者証
・特別児童扶養手当証書
・乳幼児医療費受給者証((乳) 医療証)


健康保険証のサンプル


記事執筆:memn0ck


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