最近疲れてない? 「助けて」と言えない大人たちがやるべき“心と体のケア”【一生役に立つ しんどくならない「ひとり暮らし」ハンドブック #6】

写真拡大

親にあれこれ言われない。誰と一緒にいてもいい。好きなときに寝て、好きなときに起きる。自由気ままな、憧れのひとり暮らし。でも、いざひとり暮らしをすると、結構大変なこともあるんです。

そこで今回は、ひとり暮らしの先輩たちから寄せられた約1000件のアドバイスを凝縮した華井由利奈さんの著書『一生役に立つ しんどくならない「ひとり暮らし」ハンドブック』(光文社)をお届けします!

■困ったときは人に頼ってみる

◇そもそも日本人は相談が苦手

アメリカの小学校にはスクールカウンセラーがいて、全生徒と定期的に面接を行うことで、相談しやすい環境をつくっています。しかし日本の学校の多くは、自分で相談室へ行かなければカウンセラーに相談ができません。その結果、大人になっても相談することに高いハードルを感じる人が多いと言われています。

自立とは、「なんでも自分で解決できる完璧な人になること」ではなく、「頼れる先を増やすこと」です。悩みを誰かに話すだけで、ストレスが減ることもあります。

困ったときには、誰かに相談してみましょう。たとえば、学校や会社に行くのがつらいとき、いきなり親や上司に「辞めたい」と言うのではなく、まずは「こういうときにつ
らいと感じる」と話してみるイメージです。「言われるまで気づかなかった。申し訳ない」とすぐに状況を改善してもらえることもあります。

親や上司が信頼できない、引き留められたら面倒、と思ったときは、無料の相談窓口を使うのもおすすめです。