個人名や“顔出しNG”の子どもを写真から隠す「キャラメル」サービスがバージョンアップ

2023年2月10日 15時45分

処理前（左）と処理後（右）のサンプル株式会社ビッツは、「Character Melting System：キャラメル」をバージョンアップした。同社は1971年創業の老舗のシステム開発会社。「キャラメル」では、写真に写ってしまった名前や顔など、個人の特定につながる情報を自動で消去できる。「安心・安全・カンタン・高速・低価格」をコンセプトに掲げる「キャラメル」は、特に子どもたちの個人情報を守るために役立つサービス。大勢の子どもを撮影した際に、“顔出しNG”の子どもや名前などを高速で自動消去できる。たとえば、“顔出しNG”の子どもの顔に自動でスタンプを付け、写真から隠すことが可能。反対に、“顔出しOK”の子ども以外の顔に全て自動でスタンプを被せるような処理も行える。また、「キャラメル」では、スマートフォンやデジタルカメラの画像に埋め込まれる位置情報や撮影情報なども同時に消去できる仕組み。今回のバージョンアップでは、風になびく髪の毛や細やかなチェック柄、樹木などの画質が大幅に改善された。自社ツールへの「キャラメル」機能の組み込みを可能にする「キャラメルAPI」の提供も開始。「キャラメルAPI版」では4K画質にも対応した。あわせて、「キャラメル」販売代理店の募集も開始されている。「キャラメル」のWebアプリのページでは、「クイック体験コーナー」を提供。情報登録をすることなく気軽に「キャラメル」を体験でき、そこで気に入った場合にはユーザー登録後に1カ月の無料での試用期間がある。その後、さらに希望する場合には有料プランの利用が可能。「キャラメルAPI版」については、打ち合わせ後にログインIDとKeyファイルなどが提供され、料金は従量課金となる。