ペップ、カンセロの代役確保に動かず…「議論したが、3分で終わった」

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ポルトガル代表DFジョアン・カンセロが退団したマンチェスター・シティだが、ジョゼップ・グアルディオラ監督が現有戦力だけでカバー可能と自信をのぞかせた。イギリス『マンチェスター・イブニング・ニュース』が報じた。

2019年夏にシティ入りしたカンセロ。傑出した攻撃力に両サイドバックをこなせる柔軟性のほか、スペイン人戦術家の下で“カンセロロール”と称される複雑なタスクを完璧をこなしてみせ、一時は世界最高の攻撃的サイドバックとの評価も受けた。

だが、今季が進むにつれ、DFリコ・ルイスの台頭ぶりや、DFナタン・アケのサイドバック起用が機能して、出番が減少。降って沸いたような移籍報道から一気に話が進み、今冬のデッドラインデイに買取オプション付きのローン移籍が決まった。

裏での確執がこの移籍の引き金にとの報道もなされ、この冬にカンセロを失ったグアルディオラ監督だが、代わりは獲得せず。グアルディオラ監督によると、議論こそしたものの、早々に補強せずで結論に至ったようだ。

「話こそしたが、3分で終わった。(スポーツディレクターの)チキ(・ベギリスタイン)に『誰かいる?』って聞いたら、『いない』と言われたんだ。だから、私は『じゃあ、待とう』と言ったのさ。マーケットに出て、大金を投じるのはできる。だが、それをせず、残り数カ月のシーズンを過ごす方が良かった。夏になれば、また考える」