フランス料理のシェフから家政婦に転身し、気軽でおいしい家庭料理レシピが大人気のタサン志麻さん。

TVや雑誌で活躍する志麻さんが、本日オンラインショップ「à table SHIMA ONLINE SHOP」をオープン。志麻さん愛用のキッチングッズを中心に、料理時間やおうち時間がちょっと幸せになる、魅力的な商品を紹介し、早くも話題に。

ここでは、志麻さんが愛用しているという「ローフパン」を使った、フランスのケーキ「キャトルキャール」のレシピをご紹介します。

志麻さんも愛用の調理グッズ「ローフパン」ってなに?

志麻さんがフランスで買いだめしていたというキッチン道具「ローフパン」。日本ではあまりなじみがないかもしれませんが、フランスなどではよく使われているアルミ製の食品用容器です。その特長を詳しく教えてもらいました。

●フランスでは一般的な「ローフパン」って?

「私がフランスで買いだめしていたもの。それは、あちらではごく一般的なアルミ製のローフパン。型代わりにしてお菓子を焼いたり、ホームパーティで残ったものを、これに詰めて持ち帰ってもらったり…」

使い勝手のいいサイズや形で、お料理に活躍するのはもちろん、いろいろな用途でも使えます。そんなローフパンの魅力をいくつかご紹介します。

1.食卓にそのまま出せる

ブリキやステンレスの型よりも、食卓映えします。残った分はフタをして、そのまま冷蔵庫へ入れられるのも便利です。

2.金属型なしでお菓子が焼ける

お菓子づくりは楽しいけれど、道具が増えるのが欠点。でも、この型ひとつあれば大丈夫です。熱伝導率も高いので、おいしく焼けます。

3.オーブンOK!

アルミ製だから、素材を入れてそのままオーブンへ。容量たっぷりなので、ラザニアやグラタンをつくるのもおすすめです。

ローフパンでつくるフランスのケーキ「キャトルキャール」

そんな便利なローフパンでつくれる、フランスのケーキ「キャトルキャール」。レモンの風味がさわやかなレシピをご紹介します。

●キャトルキャール

【材料(ローフパン1個分)】

薄力粉、バター、砂糖 各150g
溶き卵 3個分(150g)
レモンの輪切り 1/2個分

【下準備】

バターを室温に戻す。オーブンを180℃に予熱する。

 

【つくり方】

(1) ボウルにバターと砂糖を入れ、ハンドミキサーで白っぽくなるまで混ぜる。

(2) (1)に溶き卵を少しずつ加え、混ぜ合わせる。

(3) 溶き卵がすべて入って生地が均一になったら、薄力粉をふるいながら加え、ゴムべらに持ち替えてさっくりと粉けがなくなるまで混ぜる。

(4) ローフパンに(3)を流し入れ、空気がたまりやすい角など、木べらを生地に何か所か刺して空気を抜き、全体を押さえるようにして平らにならす。5cmほどの高さから2、3回落としてさらに空気を抜く。

(5) レモンの輪切りをのせ、180℃に熱したオーブンで40〜45分焼く。

 

<メモ>

生地がやわらかいときは5cmの高さから落とすだけで空気が抜けるが、キャトルキャールのようにポテッとした生地の場合は、木べらを刺しておくと空気がしっかり抜ける。

志麻さんプロデュースの、オリジナル・ローフパン

 

また、好評発売の『à table SHIMA vol.03 冬号』(扶桑社刊)でも、ローフパンでつくるパテ・ド・カンパーニュやラザニアといったごちそうレシピを紹介しています。

簡単でおいしい志麻さんのローフパン・レシピを、ご家族の食卓やお友達へのプレゼントなどでぜひ楽しんでください。