40代、「実家の母の服」も上手に活用。ものを捨てずに暮らす5つの工夫
無理なく「小さな暮らし」を実践する人に贈る「ESSE暮らしグランプリ」。今年銀賞を受賞した伊藤優子さんは、日常の中に自然にエコを取り入れることで、節約にもつながったそう。ものを大切にするシンプルライフの工夫をご紹介します。
“ゴミ”も“手間”も上手に減らす。無理しすぎない「ゆるSDGs」
環境に優しい暮らしをしたいと思っても、手間や時間のかかることは、長続きしません。上手にラクして、“ゆるく”が結局いちばん!
●宝探し気分で掘り出し物ゲット! 実家の母の服が大活躍
実家の片づけを兼ねて、まだ使える母の古い服や学用品、キャンプ道具などをゲット。
「今のものにはない味わいが魅力。必要なものはすぐに買わず、まずは実家で探してみます」
「青のスカート、ベージュのスカート、ワンピースは実家で見つけた母の古着です」
手持ち服と合わせて大活躍!
彫刻刀や辞書、キャンプ道具も、実家にあったものを活用。
「レトロな雰囲気も気に入っています」
<無理なく続けるコツ:上手に声かけすれば気持ちよく実家が片づく>
実家の片づけは「使えるものを探してもいい?」という会話を糸口にすると、スムーズ。
「“フリマアプリで売れるかも”など、片づけを親と一緒に楽しんでいます」
●子どもの作品は色あせるまでとことん飾る
工作や絵を描いたりするのが大好きな子どもたち。
「作品はリビングの壁や棚に積極的に飾り、色あせたり、ボロボロになったときに捨てれば、子どもも自分も納得できます」
●メインのゴミ箱は1つだけ。回収作業もしなくてOK
メインのゴミ箱は燃えるゴミ、燃えないゴミ用をキッチンに1つずつ。
「あとはチラシで折ったくず入れをゴミ箱代わりに使い、その都度各自がメインのゴミ箱に捨てるシステムに」
●着古した服やタオルは家じゅうで再利用
着古した服やタオル、趣味の洋裁で残ったハギレなどは、捨てる前に掃除用にもうひと働き。
「使いやすい大きさにカットし、使う場所の近くに置いておけば、さっと掃除できます」
Tシャツはトイレ掃除に。
タオルはぞうきんに。
ハギレはキッチン掃除に。
●資源ゴミは街の回収ボックスへ。買い物ついでのゴミ出しで朝ラク
買い物や外出のついでに、街なかにある資源ゴミの回収ボックスやエコステーションを活用。
「家の中にゴミがたまるのを防ぎ、忙しい朝のゴミ出しタイムもラクに」