無理なく「小さな暮らし」を実践する人に贈る「ESSE暮らしグランプリ」。今年銀賞を受賞した伊藤優子さんは、日常の中に自然にエコを取り入れることで、節約にもつながったそう。ものを大切にするシンプルライフの工夫をご紹介します。

“ゴミ”も“手間”も上手に減らす。無理しすぎない「ゆるSDGs」

環境に優しい暮らしをしたいと思っても、手間や時間のかかることは、長続きしません。上手にラクして、“ゆるく”が結局いちばん!

●宝探し気分で掘り出し物ゲット! 実家の母の服が大活躍

実家の片づけを兼ねて、まだ使える母の古い服や学用品、キャンプ道具などをゲット。

「今のものにはない味わいが魅力。必要なものはすぐに買わず、まずは実家で探してみます」

「青のスカート、ベージュのスカート、ワンピースは実家で見つけた母の古着です」

手持ち服と合わせて大活躍!

彫刻刀や辞書、キャンプ道具も、実家にあったものを活用。

「レトロな雰囲気も気に入っています」

<無理なく続けるコツ:上手に声かけすれば気持ちよく実家が片づく>

実家の片づけは「使えるものを探してもいい?」という会話を糸口にすると、スムーズ。

「“フリマアプリで売れるかも”など、片づけを親と一緒に楽しんでいます」

●子どもの作品は色あせるまでとことん飾る

工作や絵を描いたりするのが大好きな子どもたち。

「作品はリビングの壁や棚に積極的に飾り、色あせたり、ボロボロになったときに捨てれば、子どもも自分も納得できます」

●メインのゴミ箱は1つだけ。回収作業もしなくてOK

メインのゴミ箱は燃えるゴミ、燃えないゴミ用をキッチンに1つずつ。

「あとはチラシで折ったくず入れをゴミ箱代わりに使い、その都度各自がメインのゴミ箱に捨てるシステムに」

●着古した服やタオルは家じゅうで再利用

着古した服やタオル、趣味の洋裁で残ったハギレなどは、捨てる前に掃除用にもうひと働き。

「使いやすい大きさにカットし、使う場所の近くに置いておけば、さっと掃除できます」

Tシャツはトイレ掃除に。

タオルはぞうきんに。

ハギレはキッチン掃除に。

●資源ゴミは街の回収ボックスへ。買い物ついでのゴミ出しで朝ラク

買い物や外出のついでに、街なかにある資源ゴミの回収ボックスやエコステーションを活用。

「家の中にゴミがたまるのを防ぎ、忙しい朝のゴミ出しタイムもラクに」