悩ましい白髪染め。白髪が増えてきたけれど染めるのは面倒。グレーヘアにするとまでは決めていないけれど、今をラクに過ごしたい。そんなアラフィフの白髪問題について、夫婦二人暮らしのミニマリスト・本多めぐさんが教えてくれました。

50代を前に、私が白髪染めをやめた理由3つ

私は今年49歳になる在宅ワーカーで、白髪染め歴は10年になります。伸びては染める終わらない作業が面倒になり、もう白髪染めはやめようと決めました。
白髪染めをやめる理由3つと、シンプルな白髪カバー方法についてまとめます。

【写真】50代を前に、白髪が目立ってきた頭頂部

●白髪染めをやめる理由1:白髪染めには終わりがないので、手間が惜しくなった

白髪染めをやめるひとつ目の理由は、白髪は伸び続けるので「染める作業」に終わりがないため。伸びては染めての繰り返しで、さらにじわじわと染める分量も増えます。
人生の時間と手間とお金はどれも有限です。時間が過ぎるのは早く、アラフィフになるとあっという間に一年が過ぎていくように感じます。なので、自分にとって大事じゃないことは減らしていきたいのです。

美容室のカラーリングは手軽でよいと感じる方も多いと思います。しかし、私にとっては美容室のカラーリング代は高額で、拘束時間も長く、気が進みません。コロナ以降、美容室に抵抗を感じるという理由もあります。

人前に出る職業の方や、美容系の職業の方など、白髪を染めることが重要な方もいるでしょう。しかし私は在宅ワーカー。たまにオンラインで人と会うときもありますが、画面越しの白髪は目立ちません。なので私にとって髪色は重要ではなく、手間をかけたくないのです。

●白髪染めをやめる理由2:加齢は自然現象だから、逆らわなくてもいい

ふたつ目の理由は、加齢に逆らい続けることは不自然と感じたため。年齢を重ねると自然と髪の色も変わります。自然現象にわざわざ逆らわなくても、50代はその年齢の色でいいと思います。別に、若いときと同じ髪色でなくてもいいのではないでしょうか。

人生の半分が終わるころには、若さと引きかえに、色々なものを得ていると思うのです。「若見え」という言葉がありますが、美しく見えることと、若く見えることは違う。歳を取れば、その場に合う振る舞いができ、余裕や落ち着きが感じられます。気配りや寛大さなど人としての魅力は増しているはず。

私は無理のある若さより、今の年齢で現れる髪色、肌のくすみやシワも、受け入れて活かせればよいと思う。なので髪色にこだわるのはもうやめます。

●白髪染めをやめる理由3:みすぼらしく見えなければよいから、清潔感のある見せ方を工夫すればOK

3つめの理由は、みすぼらしく見えなければよいと気づいたため。白髪染めをしないデメリットは、中途半端なムラのある髪が「みすぼらしく」見えるから。生活感、疲れた感じ、そして手入れが行き届いてない雰囲気が出るように思います。

ということは、清潔感、きちんと感が伝わり、貧乏くさくなければ問題なし。ヘアスタイルや見せ方を工夫してカバーできそうです。

白髪をシンプルにカバーする方法2つ

白髪のあるヘアスタイルでラクに過ごすためのアイデアです。

●白髪をカバーする方法1:髪の毛を下ろす

今は白髪が少ないので、いちばん目立つ耳周りを見せない髪型にすることです。私の白髪の進み具合を写真でご覧下さい。 

髪の生え際。いちばん白い部分です。

 髪の毛を下ろすと白髪が隠れます。耳にかけなければ白い部分は目立たないので、しばらくはこのまま過ごそうと思います。

●白髪をカバーする方法2:帽子をかぶる

また、シンプルですが帽子をかぶることでカバーできます。今の私の全体の髪色はこんな感じです。

後ろから見たところ。後ろはあまり目立ちません。

頭頂部は、よく見ると白髪がちらほら生えています。

帽子をかぶるとこうなります。私はショートヘアなので、こういった帽子とアクセサリーなどでなんとかなりそうです。

写真は、秋冬向けのキャスケットの帽子をかぶったところです。髪がちょうどよく隠れて便利。今後は、ベレー帽などもっと顔が見える帽子にもチャレンジしていきたいですね。

●白髪染めよりも姿勢や歩き方で「健康」を目指す

将来、もっと白髪が増えたら明るい色に染めて目立たなくする予定です。そのときまで、工夫して50代を楽しもうと思っています。

また髪色より姿勢や歩き方にこそ加齢が現れ、いかにも「おばあさん」感が増すのではと考えます。姿勢をよくするエクササイズや運動習慣づくりに努力の割合を振り分けたいものです。その方が健康でいられ、結果的にコスパがいいと感じています。