仕事や生活が便利になる優秀な発明品を作った企業の表彰式が29日、県庁昭和館で行われました。

県と県発明協会などが企業の発明意欲や科学技術水準の向上を目的に発明品の展覧会を毎年開催しているもので、今年72回目を迎えました。

29日の表彰式には展覧会に出品された30点のうち、国や県などの賞に選ばれた7点の発明品を開発した八つの企業が出席しました。実行委員会によりますと、今回の傾向として世相を反映する防災や食品関連の発明品が多かったということです。

この中で特許庁長官奨励賞に輝いた発明品は、壬生町で食品関連機械を製作するフーズテックが手掛けた「全自動真空フライヤー」です。食品工場で揚げ物の量産を目的に造られ、これまではベテランの社員による作業が必要だったところを自動化することで安定した品質を保てるようになったといいます。

フーズテックはコロナ禍の影響による人員不足などに役立ててほしいとしています。