福田富一知事は25日、定例記者会見を開き、新型コロナウイルスの新しい警戒度レベルの運用を始めたことを明らかにしました。

新型コロナの警戒度レベルは、これまでは感染者がほぼいないレベル0から県民に行動制限などを要請する緊急事態措置が必要なレベル4までの5段階で運用してきましたが、新しい警戒度レベルは国の方針にならい4段階で判断します。

栃木県では25日から運用を開始していて、警戒度を判断する四つの指標のうち病床使用率と重症病床使用率のみ具体的な数値を示しています。新規感染者数と1週間ごとの感染者数の比較は、数字は示さず2番目に警戒度が高いレベル3は今年の夏にあった感染拡大の第7波のピークの状況にすることにしていて、医療提供体制の状況などを総合的に判断してそれぞれのレベルを決めるということです。

レベル3では県民に慎重な行動を要請する医療ひっ迫防止対策強化宣言の実施を想定し、それでも拡大が収まらない場合は人との接触機会を減らすようなより強力な要請を行います。

一方、栃木県全域を対象とする独自の図柄入りのナンバープレートについて、県民アンケートなどを行い最優秀賞が決定しました。応募数180の作品の中から選ばれたのは、栃木県が誇るイチゴをバランスよく配置した県内在住の会社員、杉山翔太さんの作品で、県は11月中に国土交通省に提案し審査を経たうえで交付開始は来年10月ごろになるということです。