今回の事故について栃木県外の専門家はどう見ているのでしょうか。

富山県でLRTを運営している富山地方鉄道稲荷町テクニカルセンターの多喜正樹所長に電話でお話を伺いました。

試運転とはいうものの脱線という事でしたのでどういったことだったかっていうのは思いました。

事象としては起こっているんですけれどもあくまで試運転としてどういったことが起こるかっていう事を確かめるために行っている事なのでそれ自身は安全に資するものだと思っていますので何がしかの原因含めてそれに対して対策をとれば実際路面電車というものは身近なもので便利で交通弱者にとってもとても良いものだと思っておりますので特に学生さんお年寄りの方免許をお持ちになられない方の利用頻度は大きいですね。

あれだけ大量輸送できる乗り物ってやはりないもんですからぜひ道路交通の解消もふくめて利便性の向上になるかと思います。

当社で試運転を行う場合特に新設線等で軌道、路面電車を行う際は元々そこに電車が走るところではなかった場所に改めて走ることになりますのでやはり道路交通との事故の防止に細心の注意を払って試運転を行っております。

車の通行と並行しての区間になりますのでレールが走るところの清掃ならびに90度としての曲線という区間になりますので油の塗りですね。はこまめに行っております。90度のカーブについては併用軌道と呼ばれます道路と同じところを走ってますので特段珍しいものではありません。

今回は試運転だったそれから最初の運行の試験だったところなのでどれくらいのスピードだったかとか多分色々な種々の条件が絡むんだろうなと思いますのでそういったものを洗い出すための試運転という側面もあると思いますので対策は充分にとれれば問題ないのではないかと思います。