緑色の3連アーチで知られ足利市のシンボルとなってきた渡良瀬川の「中橋」が架け替えられることになり13日、起工式が行われました。

起工式には、足利市の早川尚秀市長をはじめ自民党の茂木敏充幹事長や福田富一栃木県知事などが出席し工事の安全を祈りました。

1936年(昭和11年)に開通した中橋は足利市の中心市街地にあり、市の南北を繋ぐ橋として、市民に親しまれてきましたがある問題を抱えていました。川には3mの堤防があるが中橋のところだけ低く氾濫の可能性もあるということです。実際に2019年の東日本台風では橋げた近くまで水位が上がり、対策は急務でした。また、歩道が狭く車道にも近いという問題もあります。

中橋の架け替え工事では、橋の部分の堤防をかさ上げし堤防の上に新しい橋を架けます。現在の3連アーチの橋は市を象徴するものとして残し、下流側に移設して歩行者・自転車専用として再整備します。

中橋は2024年に通行止めとなり完成は2028年を予定しています。