XFN-ASIAによると、ホンダ<7267>のインドにおける二輪車生産・販売の合弁会社ヒーローホンダモーターズが、現地合弁会社を設立し、2010年までに同国北部に二輪車製造工場を新しく建設するもようだ。日本経済新聞が電子版で伝えた。新工場の年産量は150万台。建設費は190億ルピー(約480億円)の予定。これにより、ホンダの同国での生産量は約50%増の年700万台に達する見込み。

  建設予定地は、ニューデリーから約200キロに位置する、ウッターチャル州のハリドワールにある110万平方メートルの区画。ヒーローホンダモーターズと部品供給業者は、当初は30億ルピーを投じて来年5月までに1期工事を完工する予定。これにより年間50万台の増産が見込めるという。生産されるのは100ccエンジンの二輪車で、同工場は10年間にわたり同国政府から税金面での優遇措置を受ける見通し。

  ヒーローホンダモーターズは既存の工場についても拡張工事を行っており、来月までには年生産量を390万台に引き上げる。またホンダの完全子会社であるホンダ・モーターサイクルとスクーターズ・インディアも、来年には生産量を160万台に拡大する見込みだ。【了】