めぶきフィナンシャルグループは11日、今年9月までの中間決算を発表しました。本業のもうけを表すコア業務純益は2つの銀行を合わせた実績で統合後、過去最高益を更新しました。

発表された中間決算によりますと グループ全体の純利益は269億円で前の年の同じ時期に比べて22億円増えました。法人向けのコンサルティング機能を強化したことによる手数料収入の増加などを要因としています。

さらに詳しくみると足利銀行と常陽銀行を合わせた2行のコア業務純益が前の年の同じ時期と比べて32億円増え、441億円となりました。これは2016年に経営統合して以降、中間期としては過去最高益で当時と比較して約100億円増加しています。コスト削減など経営統合によるシナジー効果の表れだと指摘します。

足利銀行単体でみると、コア業務純益が前の年度の同じ時期に比べて5億円増えて171億円、経常利益は23億円増えて144億円となりました。純利益は15億円増加の100億円となっています。

グループ全体の連結純利益は通期の業績予想に対し60%の進ちょく率ですが、先行きの不透明感から業績予想は当初の450億円のまま据え置いています。