定員割れが続き学校としての存続が危ぶまれている日光明峰高校で、アイスホッケー部の選手たちが9日、地元のプロチーム、H.C.栃木日光アイスバックスのチーム練習に合流しました。

チームが取り組む学校の支援事業の一環で、地域と一緒に魅力ある学校づくりを目指します。

練習に参加しているのはことし夏の男子日本代表のカナダ合宿に唯一の高校生として参加した3年生のゴールキーパー田村壱桜選手、同じく3年生のディフェンス林陽汰選手、それにフォワードで2年生のクラーク証音選手の3人です。

日光明峰高校はアイスホッケーの強豪校として知られ、現在部員32人のうちおよそ半数が県外から集まっていますが、学校全体としては入学者数の減少が続いています。

小規模特例校として統廃合に猶予が与えられているものの、定員割れが続いていることから、日光市とバックスが連携して学校の魅力を高めるための支援事業を行っています。

事業が3年目を迎えた今年は指定強化を受けた生徒たちがバックスの練習に3日間参加します。

今後、バックスでは日光明峰高校との練習試合などを行う予定で地域とチームが結びついて学校の魅力の向上とアイスホッケーの振興を図っていきます。