消費税の仕入れ税額控除の方式として2023年10月から「インボイス制度」が導入されます。

このインボイスの発行に必要な事業者登録が順調に進んでいないことから、金融機関と税務署では、事業者登録を促す広報活動を展開することになりました。

インボイス制度は消費税の仕入れ税額控除の方式として来年10月1日から導入されます。

インボイス制度を知ってもらい事業者の登録を呼びかけようと栃木銀行で8日、贈呈式が行われ、宇都宮税務署の茅野純也副署長から栃木銀行の富川善守常務取締役に啓発用の動画データなどが手渡されました。

東京商工リサーチによりますとインボイスの発行に必要な「適格請求書発行事業者」の栃木県の登録率は最新の調査で45.66%、全国38位と低い状況です。

栃木銀行では出張所も含めた75店舗でインボイス制度を紹介するチラシ1万部を置くほか店内のテレビモニターなどで動画を放映しインボイス登録事業者を増やしていきたい考えです。