原江里菜は35歳の誕生日を迎えた(撮影:上山敬太)

写真拡大

11月7日は、ツアー通算2勝を挙げている原江里菜の誕生日。1987年生まれで、きょうで35歳。今季はステップ・アップ・ツアーが主戦場で、10月末の「宍戸ヒルズレディース森ビルカップ」では9位タイに入った。
愛知県豊田市出身。坂田塾名古屋校が開校するタイミングで10歳から入塾し、ゴルフを始めた。中学時代に「中部ジュニアゴルフ選手権」で優勝。東北高校へ進学するとナショナルチーム入りし、2004年「全国高等学校ゴルフ選手権」、05年「日本ジュニアゴルフ選手権」を制した。高校卒業後は、すぐにプロ入りせず東北福祉大学へ進学。1年時には、「関東女子学生ゴルフ選手権」、「日本女子学生ゴルフ選手権競技」で優勝。2学年上の佐伯三貴らとともに挑んだ「全国女子大学ゴルフ対抗戦」では圧勝している。
06年末のQTで43位となり、翌年から"女子大生プロゴルファー"としてツアーに参戦。ツアー2戦目の「ライフカードレディス」でいきなり2位に入るなど、30試合に出場し賞金ランク19位で初シードを獲得した。
初優勝は08年8月「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」。初日に首位タイ発進すると、2日目「63」、3日目「65」とビッグスコアを叩き出し、2位の李知姫(韓国)に7打差をつける完全優勝。当時の日本人最少スコア記録を更新する圧勝だった。
その後は苦しい時期もあった。08年、09年と順当にシードを獲得したものの、10年は厳しい戦いが続き賞金ランク82位でシード権を喪失。11年も賞金ランク74位で2年連続シード外となった。
12年は前半戦からトップ10フィニッシュを見せる試合が多く、順調に賞金額を積み重ねると、「日医工女子オープン」で3年ぶりとなる2位に入るなどしてシードに復帰。15年の「大東建託・いい部屋ネットレディス」で7年ぶりの2勝目を飾った。
16年は賞金ランク13位で終えたが、2017年にシードを落としてからは思うような成績を残せずにいる。
今年3月には大ファンというテレビ朝日系のドラマ「相棒」に出演したことが話題に。金髪だった髪を黒く染め、2フレーズのセリフも約1カ月練習したそうだ。
<ゴルフ情報ALBA.Net>