暮れの京都、都大路への出場切符をかけた栃木県高校駅伝が3日、佐野市で行われました。

女子は合同チームを含め9チームが参加。およそ21キロを5人でタスキをつなぎます。大会は3年前が台風の影響で、おととしと去年は新型コロナウイルスの影響でトラックでの周回レースとなり、公道を使ったレースは4年ぶりになりました。

レースは、宇都宮文星女子が序盤から積極的な走りを見せ、1区から一度も首位を譲らず最終5区にタスキをつなぎます。

左足に痛みがあったというアンカーの山田ですが、2位に3分以上の差をつけてフィニッシュ。貫録を見せた宇都宮文星女子が1時間12分3秒のタイムで3連覇を果たしました。

一方の男子は合同チーム含め12チームが参加、42・195キロを7人でつなぎます。まず、レースを引っ張ったのは文星芸大附属。

しかし3区で、5連覇を目指す那須拓陽の薄井が文星をとらえトップに躍り出ると、ここから那須拓陽と佐野日大、1位と2位が激しく入れ替わる激戦を繰り広げます。

優勝争いは残り5キロ、最終7区にたくされます。

2位の佐野日大は1年生の大島。12秒差を追いつくと、そこからさに45秒差をつけて2時間8分54秒でフィニッシュ、5年ぶりの優勝を果たしました。

全国大会は12月25日に京都で行われます。