動物園で飼育しているトラが脱走したことを想定した訓練が2日、宇都宮市内で行われました。

宇都宮動物園ではホワイトタイガーとアムールトラを合わせて6頭飼育しています。トラが脱走する万が一の事態に備え、宇都宮中央警察署と毎年合同訓練を行っていましたが、新型コロナウイルスの影響で今回3年ぶりに行われ、動物園のスタッフや警察官15人が参加しました。

訓練は着ぐるみを着たスタッフをトラに見立てて獣舎から逃げ出したという想定で行われ、緊急事態を知らせる音楽が園内に流れると動物園のスタッフは警察への通報やトラの位置確認、客の避難誘導などに当たります。駆け付けた警察官たちと車でトラを囲い込むと麻酔銃を撃ち動けないようにします。暴れたときのために盾を持った警察官と協力し、ネットをかけて捕獲するまでの手順を確認しました。