男体山で初冠雪を観測した日光市で冬の準備です。本格的な雪のシーズンを前に除雪隊の出動式が2日行われ、安全に作業に取り組むことなどを確認しました。

栃木県日光土木事務所で行われた出動式には関係者120人が参加。この中で松本茂所長は「交通の確保は県民の日常生活や経済活動を支えるために極めて重要。安全確保を徹底し除雪作業に当たってほしい」と呼びかけました。そして、除雪作業を担う地元の建設業協同組合の代表が決意を述べました。

また、除雪作業への関心を持ってもらおうと今回初めて近くの日光小学校の4年生約40人が訪れ、除雪車がどんな仕事をしているのか説明を受けました。5種類、9台の除雪車が用意され児童たちは普段、間近で見ることのできない地域を守る車に理解を深めていました。

点検を終えた除雪車は、それぞれの持ち場に向かいました。奥日光の金精道路周辺では10月下旬に雪が降り、凍結防止剤をまく作業車が出動したということで、関係者は今後、出掛ける際は路面状況に注意してほしいと話しています。