日本に向けた北朝鮮のミサイル発射やロシアのウクライナ侵攻など近隣の国による平和を脅かす行為が多発しています。

そうした中、陸上自衛隊宇都宮駐屯地では2日、自衛隊と警察が連携してテロを想定した訓練を行いました。

この訓練は陸上自衛隊と栃木県警察本部が結んでいる治安維持に関する協定に基づいて行われています。

新型コロナウイルスの影響で2年ぶりの開催となった今回の訓練には、陸上自衛隊と県警察本部から合わせて180人ほどが参加しました。

訓練は警察だけでは対応が難しい殺傷能力の高い爆発物などの武器をもった不審者が国内に侵入し、自衛隊に出動命令が出されたという想定で行いました。

赤色灯を光らせサイレンを鳴らした警察車両が人員を輸送するための自衛隊車両4台を先導し宇都宮駐屯地を出発します。

参加者は駐屯地の外周およそ5キロメートルのルートを使って緊急時の連携方法を確認していました。