「遊☆戯☆王」のデュエルディスクのごとくカードに描かれたモンスターを召喚してデュエルできるシステムを構築した猛者が登場
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高橋和希氏による人気マンガ「遊☆戯☆王」で登場する架空のカードゲーム「マジック&ウィザーズ」をベースにした日本発のトレーディングカードゲームが「遊戯王OCG デュエルモンスターズ」です。この遊戯王OCG デュエルモンスターズのカードを現実世界に3Dで召喚するという、マンガで登場する「デュエルディスク」のようなシステムをフランス人YouTuberのSuperZoulouxさんが構築しています。
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そんなSuperZoulouxさんが開発したのが、「遊戯王コネクテッドマット」です。これは配信者であるSuperZoulouxさんが動画配信でデュエルを行う際に、モンスターの3Dモデルを配信画面に表示することで、まるでデュエルディスクを装着して戦うマンガの登場人物たちのように迫力満点のデュエルが楽しめるようになるというもの。
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実際に場にカードを出すと……
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青眼の白龍の召喚に成功。これにはSuperZoulouxさんも満面の笑みで喜びます。
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場に出現したモンスターはまるで生きているかのように細かなモーションを見せてくれます。
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複数モンスターを同時に召喚することも可能。
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「遊戯王コネクテッドマット」は動画配信用のシステムなので、場に出したカードを正しく認識して画面の右上にカード情報を表示してくれます。
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さらに、モンスターを召喚すると……
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カメラが俯瞰(ふかん)のアングルからモンスターの目線に近いアングルに自動で切り替わります。つまり、どんなモンスターが召喚されたのかがわかりやすいようにカメラのアングルを自動で切り替えることができるわけです。
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さらに、手元に配置されたStream Deckのボタンを押すことで……
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モンスターの攻撃アクションを実行することも可能。当然このタイミングでも配信のカメラアングルが自動で切り替わります。
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そんな多機能過ぎる遊戯王コネクテッドマットの開発に取り組んだSuperZoulouxさんは、元々必要な技術力も知識も持ち合わせていなかった模様。そのため、友人や類似システムを構築しているYouTube動画などを参考にしながら、遊戯王コネクテッドマットを開発したと語っています。「1日10時間以上作業する日もあった」とSuperZoulouxさん。
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特に苦戦したのが、Unreal Engineを用いたモンスターの3Dモデルを召喚するシステムの構築だったそうです。システムの詳細は語られていませんが、工作やプログラミングに取り組むSuperZoulouxさんの様子がチラリと公開されています。
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遊戯王コネクテッドマットの見た目はこんな感じ。手元にあるStream Deckはマットに組み込まれており、ボタンを押すことでモンスターの攻撃アクションを実行するなどが可能。
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裏面はこんな感じで大量の配線が伸びているのがわかります。
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また、カードをスリーブから出すと……
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裏面にはカード読み取り用のチップが仕込まれているのがわかります。このチップを用いてシステムはどのカードが場に出されたかを判断するわけです。
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SuperZoulouxさんは「3600枚以上のカードにチップを仕込む必要があったので本当に大変な作業でした」と語っており、多くの友人に作業を手伝ってもらったことを明かしています。
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さらに、カードを伏せて場に出すことにも遊戯王コネクテッドマットは対応しています。例えば、罠カードの「魔法の筒」を使用したい場合……
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まずは場にカードを伏せた状態で出す必要があります。この時、システムは画面上にどのカードが出されたかを表示しません。
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しかし、罠カードを発動して表向きにすると、システムが場に出ているカードを配信画面上に正しく表示してくれます。
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なお、SuperZoulouxさんが作成した遊戯王コネクテッドマットでは30種類のデッキでバトルが楽しめるそうです。