変わった色の電球が付いた道路情報板だなと思ったら、クソデカの巣で変な声出たww

――2022年7月18日、あるツイッターユーザーがそんなつぶやきを投稿し、話題となっている。

早速、添えらえていた写真をご覧いただこう。

道路情報板に、三つの「丸」がついている。右は赤、左は黄色い電球のようだ。そしてそれらのちょうど真ん中にある物体は、よく見ると「ハチの巣」だったという衝撃的な報告だ。

「かこてつ」(@Ktetsu_117)さんが投稿したツイートには20日昼時点で5万件を超える「いいね」が付けられるなど、ツイッターユーザーたちをどよめかせた。投稿にはこんな驚きの声も寄せられている。

「キイロスズメバチっぽいですね」
「黄色相当の注意看板ってことで」
「うーん、黄色と黒の体の色でトンネル注意を促してくれている」
「位置取り完璧やんww」

これほど立派なハチの巣、いったいどこで見つけたのだろうか。Jタウンネット記者はまず、投稿者の「かこてつ」さんに聞いてみた。

工事中、点検中を知らせる、黃信号

かこてつさんによると、問題のハチの巣を見つけたのは京都府舞鶴市にある平トンネルの入り口付近だった。

「目的地まで運転しているときに、よく見る道路情報板より電球が一つ多いなと思ったらまさかのの巣......といった感じになります。まったくの偶然でした(笑)。人為的かと思うぐらい綺麗にど真ん中に出来ていたので、驚きました」(「かこてつ」さん)

この場所は、ハチたちにとって巣を作りやすいのだろうか......?

この道路情報板についてもっと知りたいと思ったJタウンネット記者が舞鶴市役所に取材すると、土木課の職員が話を聞かせてくれた。

平トンネルは、舞鶴市内の平地区から大丹生地区をつなぐ約1.6キロのトンネルで、ハチが巣を作ったのはトンネル内の状況を知らせるための情報版。工事中・点検中は黄色いランプを点灯して走行中の注意を促し、通行止めを行う時は赤い方を点灯させているという。

そんな「注意」と「通行止め」のちょうど真ん中にできたハチの巣の存在を市が把握したのは、春ごろのことだった。

「(存在を把握した時点で)既には存在しておらず、とくに危険はないと判断して、現在も撤去しておりません。高所作業車が必要となりますので、他の作業状況も考慮しながら、なるべく近い将来、撤去するつもりでございます」(舞鶴市役所土木課職員)

たしかに、あの高い場所の巣を撤去するとなると準備も必要になるだろう。

では、過去にも同じように、ハチの巣が付着したことはあるのだろうか。職員に尋ねてみると、「そのような記録は、とくに残っておりません」とのこと。

Jタウンネット記者が、「の巣付き道路情報板、一度見てみたいな」と言うと、「舞鶴市には他に観光スポットがいろいろございますので......」と、やんわり断られてしまった。